<大相撲三月場所>◇中日◇17日◇大阪・エディオンアリーナ  序二段五十三枚目・旭輝山(大島)と序二段五十三枚目・柏葉(伊勢ノ海)の一番は土俵際の際どい攻防を経て、行司は旭輝山に軍配を上げた。一方、審判団から物言いがつくと、キョロキョロとし…

<大相撲三月場所>◇中日◇17日◇大阪・エディオンアリーナ

 序二段五十三枚目・旭輝山(大島)と序二段五十三枚目・柏葉(伊勢ノ海)の一番は土俵際の際どい攻防を経て、行司は旭輝山に軍配を上げた。一方、審判団から物言いがつくと、キョロキョロとしながら状況を説明するような一幕があった。

【映像】キョロキョロと…21歳行司の表情変化

 行司としてこの一番を捌いたのは21歳の若手・木村俊太。土俵際でもつれ合い、柏葉が勢いよく落下すると、木村俊太は旭輝山に軍配を上げた。それから審判団が徐々に手をあげ、物言いをつけた。

 土俵に親方一同が集まってくると、木村俊太は状況を説明している様子だが、一方で、動揺しているのか視線が定まらず、キョロキョロする瞬間もあった。この姿を受け、視聴者に緊張が伝染したのか、コメント欄には「ドキドキ」「動揺してるぞ」などの声が寄せられていた。

 しかし、その後は、引きの映像ではあったが、審判団と堂々と意見を交換している様子の木村俊太。身振り手振りを交えつつ、堂々と協議に参加していた。

 約1分の協議が終わると、審判長の元小結高見盛・東関親方から「行司軍配は西方力士に上がりましたが、同体ではないかと物言いがつき、協議した結果、東方力士の足が先に出ており、軍配通り西方力士の勝ちといたします」と説明が行われた。これを受け、視聴者からは行司に対し「行司軍配通りで良かったね」などと労いの声が寄せられていた。

 なお、決まり手は「勇み足」。旭輝山は3勝1敗、柏葉は2勝2敗となった。
(ABEMA/大相撲チャンネル)