今週の日曜日は、阪神競馬場で阪神大賞典(GII・芝3000m)が行われます。  過去10年では、4歳馬が11頭馬券になり、複勝率52.4%の高率を記しています。そしてさらに、前年に菊花賞に出走していた4歳馬に限れば[3-3-3-4]と優…

 今週の日曜日は、阪神競馬場で阪神大賞典(GII・芝3000m)が行われます。

 過去10年では、4歳馬が11頭馬券になり、複勝率52.4%の高率を記しています。そしてさらに、前年に菊花賞に出走していた4歳馬に限れば[3-3-3-4]と優秀。今年の該当馬サヴォーナの取捨選択がレースの鍵を握りそうです。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
前走馬体重520キロ以上(ただし、ノーザンファーム生産馬は除く)
(0-0-0-10)複勝率0%
該当馬:サヴォーナ

 前走の馬体重が480キロ以上と馬格のある馬は、過去10年で8勝2着6回3着7回と好結果を残している。ただし、520キロ以上だった場合には好走確率は急落。コーナーリングも問われる内回りの3000m戦という舞台が影響するのだろう。例外は、過去10年で14頭が馬券になっているノーザンファーム生産馬だけと考えてみたい。

※データは過去10年間を対象にしている。

 上位人気が予想されるサヴォーナが消去データに該当しました。

 前走で日経新春杯2着にくわえ、前々走では同舞台の菊花賞で5着と長距離実績のある馬です。また、3走前の神戸新聞杯でも2着と、阪神でも結果を残しています。

 けれど過去傾向的には、前走の馬体重が534キロだったことは減点材料でしょう。前3走がいずれも外回りコースだった点を踏まえれば、人気馬だけに、内回りコース替わりを不安視する手はありそうです。

 重賞レースの参考に、是非お役立てください。