<大相撲三月場所>◇六日目◇15日◇大阪・エディオンアリーナ  小兵の三段目五十二枚目・千代太陽(九重)が、自身より2倍以上もの重さがある三段目五十三枚目・高麗の国(芝田山)を豪快な下手投げで下して勝利した。鮮やかな技で体重差を制した千代太…

<大相撲三月場所>◇六日目◇15日◇大阪・エディオンアリーナ

 小兵の三段目五十二枚目・千代太陽(九重)が、自身より2倍以上もの重さがある三段目五十三枚目・高麗の国(芝田山)を豪快な下手投げで下して勝利した。鮮やかな技で体重差を制した千代太陽に、ファンも「すげー」「これはセンスの勝ち」と驚嘆の声を上げた。

【映像】桁違いの巨漢力士を細身力士がぶん投げた瞬間

 身長179.2センチ・体重99.7キロの軽量級力士である千代太陽。六日目の相手となった高麗の国は身長175.9センチ・体重220キロの巨漢で、体重差120.3キロと、千代太陽にとっては自身より倍以上も重い重量級力士との対決となった。

 立ち合いもの凄い勢いで当たっていったのは千代太陽。だが壁のようにそびえ立つ高麗の国はビクともしない。今度は千代太陽が突っ張って果敢に攻めたが、これも受け止めた高麗の国は落ち着いて相手の腕を掴むと小手に振ろうとした。しかし次の瞬間、土俵際で千代太陽が逆転の下手投げを打ち、見事に高麗の国の大きな体を転がすと、客席からは「おおお!」とどよめきが沸き起こった。体重差対決を制した千代太陽は1勝目。敗れた高麗の国は3敗目を喫した。

 細身力士が巨漢力士を豪快に投げる一番に、ABEMAの視聴者からも「おおw」「すげー」「普通の人vs巨人」「これはセンスの勝ち」と驚きの声が相次いで寄せられた。
(ABEMA/大相撲チャンネル)