【WWE】RAW(3月11日・日本時間12日/ヒューストン)  UFCのオクタゴンにもあがったジョシュ・バーネットの弟子で、“首絞め女王”の異名を持つ選手の蟻地獄のようなスリーパーを、日本人女子レスラーが思わぬ機転で回避。試合の流れを大きく…

【WWE】RAW(3月11日・日本時間12日/ヒューストン)

 UFCのオクタゴンにもあがったジョシュ・バーネットの弟子で、“首絞め女王”の異名を持つ選手の蟻地獄のようなスリーパーを、日本人女子レスラーが思わぬ機転で回避。試合の流れを大きく変えたシーンに解説席も思わず「上手い上手い」と唸る神回避シーンに注目が集まった。

【映像】えっ? 日本人女子レスラーが魅せた神回避

“カブキウォリアーズ”ことカイリ・セイン&アスカが『RAW』で防衛戦を行い、格闘系コンビ、シェイナ・ベスラー&ゾーイ・スタークと対戦。中でもシェイナのMMAスタイルのスリーパー「キリフダ・クラッチ」で、カブキ再結成後で過去イチのピンチに追い込まれた。
 
 昨年末、イヨ・スカイが所属する悪女ユニット“ダメージCTRL”にアスカ、カイリが相次いで加入し、現在は日本人女子3人による乗っ取りに成功。カイリ&アスカの黄金タッグ“カブキウォリアーズ”が復活しわずか2カ月でWWE女子タッグの奪取に成功するなど、トントン拍子の快進撃を遂げてきた悪女タッグに難敵が登場した。

 この日はあのジョシュ・バーネットにも学んだという元MMAファイターのシェイナが繰り出すサブミッションや打撃に手を焼くシーンばかり。カイリが得意の裏拳を放つも、その打ち際を狙ったゾーイの殺人スリーパー『キリフダ・クラッチ』でバックを取られると、身動きが取れない危機的状態に陥った。
 
  しかし寝た体勢から、カイリはチョークされたままリバースし、身体の柔らかさを活かしてカウントする機転を利かせた神回避を披露。これには解説でWWE通の料理系TikToker・もりお氏も「上手い上手い」とコメント。しかしゾーイのサブミッション地獄は終わらず、ガッチリとクラッチした腕を離さず、さらに深く締め上げた。

 ロープを掴む腕も封じられファンも「まずいですよ」「危ない…」「カイリがピンチの連続」とカブキ復活後では初となる黒星もよぎったが、ここでリング下に陣取っていた“ダメージCTRL”の自称ブレインことダコタ・カイが、シェイナの足を引っ張り、間一髪で脱出に成功した。

 このダコタの介入で気が散ったシェイナは怒り心頭だったが、この隙をついた王者チームが得意の「バックブリーカー+インセイン・エルボー」の合体プレイを炸裂させて勝利した。 (ABEMA/WWE『RAW』)