きょう3月15日は武豊騎手の55歳の誕生日。1987年にデビューし、JRA・GI81勝を数える言わずと知れたレジェンドだが、その勢いは十分。この2カ月半でJRAでの勝利数は20と、4年ぶりとなる年間3桁勝利の可能性もある。  武豊騎手は…

 きょう3月15日は武豊騎手の55歳の誕生日。1987年にデビューし、JRA・GI81勝を数える言わずと知れたレジェンドだが、その勢いは十分。この2カ月半でJRAでの勝利数は20と、4年ぶりとなる年間3桁勝利の可能性もある。

 武豊騎手は昨年秋、ケガにより一時戦線離脱していたが、暮れの有馬記念においてドウデュースと共に劇的な復活を見せ、ファンにインパクトを与えた。迎えた24年は、1月20日には若駒Sを含む1日で3勝を挙げるなど順調に勝ち星を量産。加えてノットゥルノと佐賀記念、ソーダズリングと京都牝馬S、スウィープフィートと共にチューリップ賞を制すなどダートグレード競走も含めて重賞3勝を挙げ、騎手リーディングでもトップ10入りを果たしている。

 ここまで20勝で、昨年の同時期(16勝)を上回る好ペース。順調に勝ち星を伸ばしていけば年間100勝が射程圏内へと入ってくる。またリーディングの順位が近い横山武史騎手は25歳、西村淳也騎手は24歳。55歳という年齢を全く感じさせない活躍ぶりと言えよう。JRA通算4486勝を挙げ、前人未踏の4500勝も見えてきた日本競馬界の名手は、自らの手綱捌きでこれからも多くのファンを魅了してくれるだろう。

【JRA騎手リーディングTOP10】
1位 C.ルメール 39勝
2位 坂井瑠星 29勝
3位 戸崎圭太 27勝
4位 川田将雅 27勝
5位 鮫島克駿 23勝
6位 岩田望来 23勝
7位 松山弘平 22勝
8位 横山武史 22勝
9位 武豊 20勝
10位 西村淳也 19勝
※1着回数が同じ場合は2着回数で順位が決まる