<大相撲三月場所>◇五日目◇14日◇大阪・エディオンアリーナ  横綱の照ノ富士(伊勢ケ濱)が前頭三枚目の王鵬(大嶽)に寄り切られ、3敗目を喫した。四日目にも苦手とする前頭二枚目・明生(立浪)に昨年夏場所に続く金星を許した照ノ富士は、2日連続…

<大相撲三月場所>◇五日目◇14日◇大阪・エディオンアリーナ

 横綱の照ノ富士(伊勢ケ濱)が前頭三枚目の王鵬(大嶽)に寄り切られ、3敗目を喫した。四日目にも苦手とする前頭二枚目・明生(立浪)に昨年夏場所に続く金星を許した照ノ富士は、2日連続の金星配給。館内は騒然となり、座布団も舞った。

【映像】照ノ富士、2日連続の金星配給に座布団が舞う

 立ち合い厳しい諸手突きで強く踏み込んだ王鵬は、照ノ富士の動きを封じていく。照ノ富士は王鵬の右の腕を抱えて投げを打ったが、勝機を逃さなかった王鵬がぐっと前に出て横綱を力強く寄り切った。

 初の横綱との取組に臨んだ王鵬は嬉しい金星。一方、照ノ富士は悔しい2日連続の金星配給となった。

 この結果を受けて館内は騒然となり、客席から座布団が舞った。ABEMA解説の大岩戸は「(照ノ富士は)迷っている感じ。立ち合いの腰が高く、照ノ富士の右四つを差させないように王鵬の左のおっつけがいい形。足も出ていた。おっつける方の手と足を出すことで力が伝わりやすくなる」と勝因を解説した。(ABEMA/大相撲チャンネル)