15日に55歳の誕生日を迎える武豊騎手が、シルヴァーソニック(牡8、栗東・池江泰寿厩舎)で阪神大賞典(4歳上・GII・芝3000m)の17年ぶり9勝目を狙う。  武豊騎手はこれまで阪神大賞典に23回参戦。91年と92年のメジロマックイー…

 15日に55歳の誕生日を迎える武豊騎手が、シルヴァーソニック(牡8、栗東・池江泰寿厩舎)で阪神大賞典(4歳上・GII・芝3000m)の17年ぶり9勝目を狙う。

 武豊騎手はこれまで阪神大賞典に23回参戦。91年と92年のメジロマックイーン、96年のナリタブライアン、99年のスペシャルウィーク、03年のダイタクバートラム、04年のリンカーン、06年のディープインパクト、07年のアイポッパーと8勝。03年から07年まで騎乗機会4連勝も達成している。

 今年のパートナーはシルヴァーソニックだ。小学校で同級生だった池江泰寿調教師の管理馬で、一昨年のステイヤーズS、昨年のレッドシーターフH覇者。昨年の天皇賞(春)3着以来、11カ月ぶりの実戦となる点がカギだが、間違いなく地力は上だ。武豊騎手は20年のジューンS以来、3年9カ月ぶりの騎乗となるが、実は縁のある馬。母のエアトゥーレとは02年に海外を渡り歩き、仏G1モーリスドゲスト賞で2着になるなど活躍した。さらに祖母のスキーパラダイスでは94年に仏G1ムーランドロンシャン賞を勝利。自身はもちろん、日本人騎手にとって史上初となる海外G1制覇を果たしている。

 池江調教師の管理馬では17年鳴尾記念のステイインシアトル以来、7年ぶりとなる重賞制覇、そして自身の京都大賞典9勝に並ぶ、同一重賞の最多勝利タイ記録がかかる一戦。まだまだ衰え知らずのレジェンドの手綱捌きから目が離せない。

【武豊騎手の同一重賞勝利数】
1位・9勝…京都大賞典。
2位・8勝…シンザン記念、弥生賞、阪神大賞典、天皇賞(春)、札幌記念