大谷(写真)や山本を加えたドジャースが優勝候補の一角であることは間違いない。守備の不安を解消できるか(C)Getty Images 2024年のシーズン開幕が近づいているメジャーリーグ。今季、大谷翔平や山本由伸など新加入選手が話題と…

大谷(写真)や山本を加えたドジャースが優勝候補の一角であることは間違いない。守備の不安を解消できるか(C)Getty Images

 2024年のシーズン開幕が近づいているメジャーリーグ。今季、大谷翔平山本由伸など新加入選手が話題となり、ビッグネームを揃えるドジャースがどんな戦いを展開するのか、誰もが関心を寄せている。

 そして、オープン戦が行われている現在も、米国では「スター軍団」のチーム力についてさまざまな声が上がっている。ヤンキースの専門メディアである『SBNATION Pinstripe Alley』が現地時間3月10日にシーズンプレビューとしてドジャースの特集記事を配信。今季の特徴やウィークポイントなどを論じる内容となっている。

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 その中で絶賛されているのはやはり、「二刀流スター」を加えた打線だ。トピックでは「スポーツ史上最も高額な契約を結んでいる男は、すでに充実しているオフェンスに第3のMVPのバットを加えるだろう」と見通している。

 さらに記事を担当するライターのエステバン・マキシモ氏は、「私はしばしば大げさな発言に注意を促す側に回るが、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマン、そしてオオタニほど堂々たるトリオがMLBのラインナップに並ぶことはほとんどない」と強調。加えて「マックス・マンシーやウィル・スミスのようなドジャースの主力選手とともに、テオスカー・エルナンデスが中軸にもたらす層の厚さは言うまでもない」と強打者揃いの打線を評している。

 また、山本の加わった投手陣も「今季の大きな強み」と見込んでいる一方で、「ポジティブな点はさておき、開幕前に予想されていた疑問点は、スプリング・トレーニングですでに頭をもたげてきた」と内野の守備陣を不安視。オープン戦で三塁を守っているマックス・マンシー、遊撃手を務めるギャビン・ラックスのパフォーマンスに言及しながら、「内野左サイドが懸念材料」と綴っている。今季が怪我からの復帰のシーズンとなるラックスのフィールディングに大きな疑問が残るとして、「ベッツが正遊撃手となり、ラックスが二塁手に移る。それが一時的な解決策なのか、それとも将来の問題なのかはまだわからない」などと見解を示している。

 その上でマキシモ氏は、やはり攻撃力が大きな武器となると論じながら、「良くも悪くもこのチームは10月の成績で判断されるだろう」と2年連続で序盤での敗退が続いたポストシーズンの結果が重要であると主張している。

 ここまでのオープン戦では、自慢の打撃陣が予想通りの結果を残しているドジャース。トピック内で指摘する守備面の改善がどこまで進められるかが、世界一奪還への大きなカギとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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