【MLB・スプリングトレーニング】ドジャース7－1レンジャーズ（3月9日・日本時間10日／グレンデール） 日本であれば即、担架で運び出されそうなシーンでも、タフなメジャーリーガーは歩いて帰っていった。5回、レンジャーズ・ハフの痛烈なライナ…
【MLB・スプリングトレーニング】ドジャース7－1レンジャーズ（3月9日・日本時間10日／グレンデール）
日本であれば即、担架で運び出されそうなシーンでも、タフなメジャーリーガーは歩いて帰っていった。5回、レンジャーズ・ハフの痛烈なライナーが、ドジャース3番手・トレイネンの腹部を直撃。悶絶しながら倒れ込んだものの、しばらくして立ち上がり自力で球場を後にする様子に、この日一番の大歓声が沸き起こった。
場面は5回。1死からトレイネンが投じた外角への速球を、ハフはきれいに弾き返した。強烈なライナーだったが、角度がつかなかったこともあり、そのまま打球は投げたトレイネンに戻るように真っ直ぐに向かっていった。投球後、投げた右半身を前に半身の体勢だったところの痛烈打球で、全く反応することができず、そのまま打球はトレイネンの腹部に直撃。「ドスン」という大きな衝撃音が中継のマイクでもはっきり拾われるほどで、その場でうずくまり仰向けになった様子を見て、球場のファンもどよめき、ざわめきが続いていた。
監督、選手、トレーナーもマウンドに集まり心配そうな様子だったものの、やはりメジャーリーガーはタフさが違う。国内のプロ野球であれば、すぐさま担架で運び出されそうなところだが、トレイネンはトレーナーのアイシングによる痛み緩和もあってか、しばらくするとしっかりと自力で立ち上がった。さらに大事を取っての降板になったが、時折腹部を気にはするものの、力強い足取りでフェンス際を歩き、そのまま球場を後にした。
このタフネスぶりには、トレイネンの投球よりも観客が反応。無事に帰る姿にはこの日一番の大歓声が起きていた。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
