【MLB・スプリングトレーニング】ドジャース7－1レンジャーズ（3月9日・日本時間10日／グレンデール） このタイミングでセーフとは、元MVPプレーヤーも驚くばかり。大谷翔平投手が所属するドジャースはこの日、レンジャーズとのスプリングトレ…
【MLB・スプリングトレーニング】ドジャース7－1レンジャーズ（3月9日・日本時間10日／グレンデール）
このタイミングでセーフとは、元MVPプレーヤーも驚くばかり。大谷翔平投手が所属するドジャースはこの日、レンジャーズとのスプリングトレーニングを行った。5回、レンジャーズ野手がヒットで一気に二塁へ進んだ際、新ルールが適用されアウトのはずが一転セーフに。これにドジャースの名手も困惑する一幕があった。
5回表、レンジャーズの攻撃。2死走者無しの場面で打席にはヒル。ヒルはフルカウントからドジャース中継ぎ投手のフェヤレイセンが投じた外角高めのフォーシームを流し打ち、ライト線へ転がるヒットとなった。スピードに乗ったヒルは一気に二塁を陥れようとヘッドスライディング。ドジャースの名手・ベッツが外野手からの矢のような送球を捕球し、タッチのタイミングはアウトに見えたが、塁審はセーフを申告した。これにベッツは「えっ？」と困惑の表情を浮かべた。
今季MLBは走塁妨害に関するルールが厳格化。内野手がボールを持っていない状態、またはボールを捕球する体勢ではない状態では、走者の進路を妨害してはならないという決まりが生まれた。実際の試合では、ボールがまだ手元にないうちに送球を受ける“演技”で、走者を抑え込むようなプレーが散見されている。これにより、捕球に関する厳格化が進んだ背景がある。
この場面ではベッツの足が二塁ベースの手前に入っていたところを走塁妨害とみなされたようで、現地実況もこれについて言及していた。レッドソックスに所属していた2018年にMVPを獲得し、守備の名手でも知られるベッツが思わぬところで走塁妨害を取られたシーン、各チームの野手はこの新ルールにしっかり対応する必要がありそうだ。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
