名牝アパパネを母に持つラインベック(セ7、栗東・友道康夫厩舎)が、日曜中山10Rの東風ステークス(4歳上・リステッド・芝1600m)で連覇を狙う。  ラインベックは父ディープインパクト、母アパパネ、母の父キングカメハメハの血統。母は10…

 名牝アパパネを母に持つラインベック(セ7、栗東・友道康夫厩舎)が、日曜中山10Rの東風ステークス(4歳上・リステッド・芝1600m)で連覇を狙う。

 ラインベックは父ディープインパクト、母アパパネ、母の父キングカメハメハの血統。母は10年に史上3頭目の牝馬3冠を達成するなど、GIを5勝した名牝。全妹のアカイトリノムスメは21年の秋華賞で母娘制覇を達成している。

 ここまで25戦5勝。オープン昇級後は壁に当たっていたが、一昨年秋からマイル路線に舵を切ったことで復活を果たした。昨年の東風Sで1年9カ月ぶりの勝利をゲット。その後も米子Sが2着、関屋記念が3着と、何度も好勝負を演じている。今回は昨年の京成杯AHで8着に敗れて以来、半年ぶりの実戦となるが、もともと休み明けを苦にするタイプではないので問題ないだろう。

 これまでに東風Sの連覇を狙った馬は7頭いるが、07年インセンティブガイと15年シャイニープリンスの2着が最高着順。いばらの道も歩んできた良血馬が、ジンクス克服で勲章を手にすることができるか、その走りに注目となる。

【東風Sで連覇を狙った馬】
・01年7着ヒコーキグモ(8番人気)
・02年9着トッププロテクター(5番人気)
・07年2着インセンティブガイ(4番人気)
・10年3着ショウワモダン(5番人気)
・15年2着シャイニープリンス(1番人気)
・16年7着クラリティシチー(3番人気)
・19年4着ミュゼエイリアン(6番人気)