角田は9番グリッドを獲得。本戦で開幕戦の”借り”を返したい(C)Getty Images F1第2戦、サウジアラビアGPの予選が現地時間3月8日に行われた。個人総合3連覇中であり、開幕戦でも勝利を飾ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル…
角田は9番グリッドを獲得。本戦で開幕戦の”借り”を返したい(C)Getty Images
F1第2戦、サウジアラビアGPの予選が現地時間3月8日に行われた。個人総合3連覇中であり、開幕戦でも勝利を飾ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が1分27秒472で、2戦連続のポールポジションを獲得。2番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手にセルジオ・ペレス(レッドブル)が続いた。今季初のQ3進出を果たした角田裕毅(RB)は1分28秒547を記録し、9番手と好位置につけた。
バーレーンGPで14位に終わった角田だが、2戦目にシングルグリッド獲得と快心のパフォーマンスをみせた。開幕戦ではレース終盤のチームオーダーをめぐり、不満を露わにしたことがメディアを賑わせたものの、1週間後のこのレースではポイント獲得への期待を膨らませる予選結果を残した。
物議を醸した初戦の対応から心機一転、角田が披露した見事な走りは、米メディア『SBNATION』も大きく報じている。
予選レポートの中で、「バーレーンGP後に間違った理由でF1の見出しを独占したユウキ・ツノダは、今週のサウジアラビアGPで堅実なパフォーマンスを必要としていた」と振り返っており、続けて「金曜日の予選セッションで、彼はまさにそれを実現した」と評している。
9番手グリッド獲得を伝えながら「ツノダはこの結果に歓喜した」として、本人による「チームは私に素晴らしい車を提供してくれて、とても楽しかった。みんなにとても感謝しています」と語ったコメントも掲載。
他にも、チームメイトであるダニエル・リカルドが14番手と伸び悩んだことも記されている。バーレーンGPのフィニッシュ直後、角田が接触しかねない距離にまで急接近したことなどから関係が注目されていたものの、今回の予選後には同僚を称えるメッセージを送っている。
「ユウキはよくやった。明日のことを考えると、分析すべき領域がいくつかあるので、それらを検討して、レースでさらにパフォーマンスを向上できることを願っている」
また、RB車両責任者のギヨーム・デゾテューも日本人ドライバーの走りに対し、「我々のプランが非常に上手くいった」と手応えを語ったとしている。チームスタッフの確かなバックアップを受け、角田はシーズン2戦目でのポイントゲットを狙う。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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