ディープインパクト産駒のロックユー(セ6、栗東・中内田充正厩舎)が、阪神スプリングジャンプ(4歳上・JGII・障害3900m)で重賞初制覇を狙う。  ロックユーは父ディープインパクト、母シャンロッサ、母の父Galileoの血統。全姉のカ…

 ディープインパクト産駒のロックユー(セ6、栗東・中内田充正厩舎)が、阪神スプリングジャンプ(4歳上・JGII・障害3900m)で重賞初制覇を狙う。

 ロックユーは父ディープインパクト、母シャンロッサ、母の父Galileoの血統。全姉のカンタービレは18年のフラワーCとローズSの覇者。全兄のサターンもオープンまで出世している。

 ここまで15戦6勝。平地では3勝クラスで壁に当たっていたが、昨夏から障害に転じて素質が開花した。2戦目の未勝利で勝ち上がると、前々走のオープン、さらに前走のイルミネーションJSと3連勝。とりわけ前走は初の中山、400mの距離延長という厳しい条件もなんのその、障害重賞2勝の実績を誇るアサクサゲンキを3/4馬身抑え、圧巻のレコード勝ちだった。今回は重賞初挑戦。しかもマイネルグロンやニシノデイジーなど、かなりの強豪相手となるが、十分に通用していい。

 ディープインパクト産駒として6頭目の障害重賞V、そして中内田充正厩舎にとっては初のジャンプ重賞制覇がかかる一戦。ここもあっさり突破して、中山グランドジャンプの主役に浮上するか。その走りに要注目となる。

【ディープインパクト産駒の障害重賞制覇】
・14年小倉サマージャンプ…メイショウブシドウ
・14年阪神ジャンプS…メイショウブシドウ
・14年中山大障害・レッドキングダム
・16年新潟ジャンプS・タイセイドリーム
・18年新潟ジャンプS・タイセイドリーム
・20年新潟ジャンプS・フォイヤーヴェルク
・22年東京ハイジャンプ・ゼノヴァース