例年、ここを最後に繁殖入りするという馬もいれば、ヴィクトリアマイルへの叩き台として始動する馬もいる。各陣営の思惑も、各馬の仕上がり状態も様々だ。ハンデ戦ということも相まって、一筋縄ではいかないレースとなっている。 1.間隔があいている馬…

 例年、ここを最後に繁殖入りするという馬もいれば、ヴィクトリアマイルへの叩き台として始動する馬もいる。各陣営の思惑も、各馬の仕上がり状態も様々だ。ハンデ戦ということも相まって、一筋縄ではいかないレースとなっている。

1.間隔があいている馬

 過去10回で、中2週以内だった馬は[1-0-1-22]で複勝率8.3%しかない。対して、中4〜8週の馬は[5-4-6-57]で複勝率20.8%、中9週以上だった馬は[3-6-2-34]で複勝率23.4%。

2.前走敗れた馬が巻き返す

 過去10回で、前走1着だった馬は1勝のみ。前走3着以内だった馬でみても、3勝しかしていない。対して、前走6着以下だった馬は5勝。配当妙味からも、前走敗れて人気を落としそうな馬を狙うのが良さそう。

3.中団から脚を使いながらも差し損ねた馬

 過去10回で前走の上がり3ハロンが1位だった馬は[0-0-2-14]で複勝率14.3%。対して、前走の上がりが2位だった馬は[3-2-2-4]で複勝率63.6%。前走の脚質を見ても中団から運んだ馬の成績が良く、追い込みよりも中団くらいから脚を伸ばして差し損ねたような馬を狙いたい。

 ククナは前走が中山金杯で、牡馬相手に中団から脚を使って2着。6歳牝馬だが今が充実期で、このメンバー相手なら能力も上位。ここで重賞初制覇を期待したい。