今オフにメジャー移籍の可能性が話題となった佐々木。そのポテンシャルは現地でも高く評価されている。(C)産経新聞社 次代を担う可能性を秘めた日本人投手たちが脚光を浴びた。現地時間3月2日、MLB公式サイトは、「次にメジャーリーグでエー…

今オフにメジャー移籍の可能性が話題となった佐々木。そのポテンシャルは現地でも高く評価されている。(C)産経新聞社

 次代を担う可能性を秘めた日本人投手たちが脚光を浴びた。現地時間3月2日、MLB公式サイトは、「次にメジャーリーグでエースになり得る日本の先発投手5人」と銘打った特集記事を掲載。佐々木朗希山下舜平大、高橋光成、平良海馬、高橋宏斗をリストアップした。

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 まず、同サイトは、今オフにドジャースと大型契約を締結した山本由伸らに象徴される近年のメジャーリーグにおける日本人投手の影響力を強調。11年間のキャリアで103勝を積み上げているダルビッシュ有や、昨季にルーキーイヤーながら12勝、防御率2.98、202奪三振と好結果を出した千賀滉大らの成功を指摘し、「メジャー球団が日本人投手と大型契約を結ぶことに抵抗がなくなっている」と論じた。

 そのうえで「日本にはさらに計り知れない才能を持った投手いる。次は誰になるか」とピックアップしたのが先述の5人だった。

 それぞれ動画やデータを基に詳細な紹介をしていくなかで、一番に取り上げられたのが、佐々木だった。今オフに電撃的なメジャー移籍の可能性が囁かれた“怪物”の名は、すでに米球界でも広く知れ渡っており、同サイトは「非常に若く、この3年間の日本球界では最も支配的な投手」と説明。そのうえで「100マイル(約160.9キロ)を当たり前に超える速球でさえも彼のベストピッチではない。彼は90マイル(約144.8キロ)台のスピードで、30インチ(約76.2センチ)も落ちる破壊的なスプリッター(もしくはフォークボール)を最大の特徴としている」と評した。

 そんな佐々木と同じく昨年春のワールド・ベースボール・クラシックで好投を披露した高橋宏も高い評価を受けた。同サイトは中日打線の“無援護”による勝利数の少なさを指摘しながらも「過去2シーズンは圧倒的な成績を収めている」と紹介。「タカハシが速球の被打率を下げられるなら、彼はさらに支配的な存在になる。日本、そしておそらく近いうちにメジャーでもトップクラスの才能をもった投手の一人となる可能性だって秘めている」と強調した。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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