男子テニスのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)は2月29日、シングルス準々決勝が行われ、第3シードのH・フルカチュ(ポーランド)は第5シードのU・アンベール(フランス)に6-3,6-…

男子テニスのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)は2月29日、シングルス準々決勝が行われ、第3シードのH・フルカチュ(ポーランド)は第5シードのU・アンベール(フランス)に6-3,6-7 (8-10),3-6の逆転で敗れ、ベスト4進出とはならなかった。この試合の第2セット、フルカチュはショットを放った勢いでコート脇の選手用ベンチに突っ込む、あわや大けがの可能性のあるアクシデントがあった。
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この試合の第1セット、フルカチュはサービスゲームでわずか2ポイントしか落とさない完璧なプレーを見せアンベールに1度もブレークポイントを与えることなく先行。第2セットでは互いに1度ずつブレークに成功しタイブレークに突入した。
迎えたタイブレーク、1-1となりフルカチュのサービスから始まる3ポイントのときにアクシデントは起きた。フルカチュはサービスを放ちアンベールとのラリー戦に。フルカチュのショットがネットにかかりコードボールとなると、アンベールはすかさず前に詰め片手バックハンドでアングルショットを打った。フルカチュもベースライン手前から、コートの外へ逃げていくボールを追いかけるかたちで前へ。
フルカチュは何とか手を伸ばし返球したもののボールはアウトとなった。ここまではよかったが、フルカチュは勢い余って選手用のベンチへ突撃。ベンチに足をかけるようにして駆け上がったが、勢いを止めきれずベンチの向こう側へ落ちてしまった。
相手のアンベールも心配しベンチまで様子を見に来るなど会場は騒然としたが、フルカチュは負傷することもなく立ち上がり、プレーを再開。その後も問題なくプレーを継続できた。
今回は負傷などもなく、大事に至ることはなかったが、一歩間違えれば危険な場面だったかもしれない。
勝利したアンベールは準決勝で第1シードのD・メドベージェフと対戦する。メドベージェフは準々決勝で第8シードのA・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)をストレートで下しての勝ち上がり。
同日には同日には第2シードのA・ルブレフ、第7シードのA・ブブリク(カザフスタン)が4強入りした。
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