3日に東京都で華々しく開催される第17回東京マラソン。男子は残り1枠の切符をかけた熾烈な争いが予想されるが、女子はマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)のファイナルチャレンジに組み込まれていないとあって“自分との戦い”がキーワードとな…
3日に東京都で華々しく開催される第17回東京マラソン。男子は残り1枠の切符をかけた熾烈な争いが予想されるが、女子はマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)のファイナルチャレンジに組み込まれていないとあって“自分との戦い”がキーワードとなりそうだ。
箱根区間賞ランナーが女子を先導
そんななか、ひと際注目を集めるのが女子マラソンに出場する新谷仁美(積水化学)だ。大阪国際女子マラソンでは前田穂南(天満屋)が日本記録を19年ぶりに更新。その時に30kmまでペースメーカーを務めていたのが他ならぬ新谷だった。結果的に偉業を“アシスト”する形となったが、もしそのまま走り切っていれば……との仮説が出るほど軽快な走りを披露。間違いなく国内トップクラスのランナーだ。
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虎視眈々と目論む日本記録の更新。そのカギを握るペースメーカーは大阪国際女子マラソンと異なり男子のランナー3人が女子の設定タイムをもとに先導するが、注目はポール・オニエゴ(富士山の銘水)だ。第97回箱根駅伝では4区・区間賞を獲得し、翌年も2区で区間4位と力走。ロードに高い適性を発揮する“箱根区間賞ランナー”に引っ張られて気分よく走れれば記録達成のパーセンテージはグンと上がることだろう。
日本記録更新は決して夢物語ではない
海外勢に目を向けると、シカゴマラソン2023を2時間13分44秒の世界歴代2位で制したシファン・ハッサン(オランダ)、世界陸上2023・ブダペスト大会の女子マラソン覇者アマネ・ベリソ・シャンクレ(エチオピア)ら強力な招待選手がエントリー。そうした世界水準のスピードを味わうことに大きな意味があるとの見方もできそうだ。スタート後に下り、その後も起伏が少ない高速コースの東京マラソン。記録更新は決して夢物語ではない。
第17回東京マラソンは東京都庁をスタート地点、東京駅前・行幸通りをフィニッシュ地点とする42.195 kmで開催。号砲予定は3日(日)9:10だ。
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(M.Tahara)