第96回選抜高校野球大会(日本高野連など主催、朝日新聞社後援)に出場する別海に27日、選抜旗が授与された。同校体育館で式典があり、中道航太郎主将(2年)が織井恒校長から旗を受け取った。 選手16人の別海は秋季全道大会のベスト4の好成績に加…

 第96回選抜高校野球大会(日本高野連など主催、朝日新聞社後援)に出場する別海に27日、選抜旗が授与された。同校体育館で式典があり、中道航太郎主将(2年)が織井恒校長から旗を受け取った。

 選手16人の別海は秋季全道大会のベスト4の好成績に加え、部員不足や自然環境の悪条件を克服して野球に取り組む活動が評価され「21世紀枠」で選ばれた。

 授与式では在校生約170人を前に、中道主将が「甲子園ではまず1勝。別海町に笑顔を届けられるよう元気はつらつなプレーをしてきます」と決意を表明した。式には選手2人が卒園した高校近くの別海くるみ幼稚園の園児4人も出席。手作りの寄せ書きと横断幕を「がんばってください」と選手に手渡した。

 別海は今月、鹿児島県内で11日間の合宿を実施し、26日に戻った。中道主将は「屋外の土の上で野球ができた。ここが甲子園だという意識で取り組めた」と、調整の手応えを話した。

 選抜大会は3月8日に組み合わせ抽選会があり、18日に阪神甲子園球場で開幕する。(佐々木洋輔)