2024年2月24日 川口オートSG第37回全日本選抜オートレース(5日目)【9R=準決勝戦】*8周回 4,100m(良走路)0mオープン戦1/斎藤 撤二 3.332/角南 一如 3.303/木村 武之 3.284/加賀谷建明 3.305/…

2024年2月24日 川口オート
SG第37回全日本選抜オートレース(5日目)

【9R=準決勝戦】
*8周回 4,100m(良走路)0mオープン戦
1/斎藤 撤二 3.33
2/角南 一如 3.30
3/木村 武之 3.28
4/加賀谷建明 3.30
5/永井 大介 3.28
6/有吉 辰也 3.28
7/金子 大輔 3.27
8/山際 真介 3.33



木村がフライング。2本目は木村がスタート先制するも、1周回4コーナーで金子がかわして先頭に立ち、金子に有吉も続いて2番手に浮上。木村が3番手で、永井は4番手の態勢になる。金子が逃げて、後位に有吉で、両者のマッチレースのまま周回を重ねる。有吉は逆転の機を狙うが、金子が押し切り1着。2着に有吉が入線。3着は木村が入った。



1着/金子大輔(浜松29期)
競走タイム:3.341
競走車名:サンクチュアリ
ランク:S3
今節の成績:1着・1着・1着・2着・1着
SG優勝:2回(15年:全日本選抜)

準決勝戦も7枠から速攻を決めて、シリーズを4勝目&オール連対で優出と、動きが際立つ。昨年はSGで4度の優勝戦進出、2月の全日本選抜は準優勝(優勝は鈴木圭一郎)だった。今年は2枠から、9年ぶり3回目のSG制覇をもくろむ。

(公開インタビューより)
「めちゃくちゃ嬉しいですね。思ったより、いい着が取れていて良かったです。(試走は)タイムが出ていたので、レース脚だけあればいいなと。スタートは7枠からなので、上出来です。ちょっとエンジンに自信がなかったので、早めに。余裕が全然なくて、いつ有吉さんにやられるかと思って、必死でした。伸びが弱くて、ちょっと厳しいです。雨の方がたくさん乗っているので、セッティングは出しやすいと思います。今日の反省を活かしてセッティングをやり直します。絶対自分が優勝する気持ちで頑張ります」



2着/有吉辰也(飯塚25期)
競走タイム:3.341
競走車名:キックアス
ランク:S8
今節の成績:3着・2着・1着・2着・2着
SG優勝:3回(12年:全日本選抜)

金子との1着争いには敗れたものの、今年の課題にあるスタートを決めて、好展開に持ち込んだ。エンジンも好感触で、今シリーズはオール掲示板入りで優勝戦に進出を決めた。優勝戦は7枠になったが、往年のスタート攻勢から12年ぶりのSG制覇に期待。

(公開インタビューより)
試走は手応えすごく良かったです。今年はスタート課題においているんですが、朝練習は1回目ダメ、2回目はすごく切れたので、そのイメージで行きました。エンジンは自分の方が強め。でも戒告があるので、完全に行ける状態なら行けたのですが、(金子が)上手だったので行けませんでした。エンジンは、やることはないと思います。本当は外を走りたいが、エンジン的に中になる。雨ならセッティングを考えます。ここまで来たからには優勝を目指して頑張ります。

※レース結果

**********
【10R=準決勝戦】
*8周回 4,100m(良走路)0mオープン戦
1/黒川 京介 3.26
2/鈴木 宏和 3.27
3/高橋  貢 3.28
4/笠木 美孝 3.32
5/荒尾  聡 3.28
6/佐藤  励 3.25
7/小林 瑞季 3.26
8/大木  光 3.29



センター枠から荒尾が抜群の飛び出しで先制。2番手に黒川、3番手に佐藤と川口勢が続いていく。逃げる荒尾に対して、黒川は外から捲りを狙う。3番手は佐藤、鈴木、小林の3車が争う。荒尾は黒川の攻めをおさえていくが、6周回目に黒川が捲り切る。先頭に立った黒川はリードを広げて1着ゴール。3番手争いを制した小林が荒尾との差を縮めていくが、荒尾が2着をキープした。



1着/黒川京介(川口33期)
競走タイム:3.341
競走車名:イットウセイ
ランク:S20
今節の成績:1着・6着・1着・1着・1着
SG優勝:0回
※SG優出7回目

準決勝戦は逃げる荒尾の前に、アウト攻めに徹して、価値ある捲り勝利。シリーズも4勝目を飾り、7回目のSG優勝戦に進出した。昨年末のスーパースター王座決定戦は3着。もちろん期待されるのは、SG初制覇で、センターの4枠から、悲願達成なるか。

(公開インタビューより)
疲れました。試走は手応えがすごく良かったです。スタートのキレ自体は良かったと思うのですが、荒尾さんが速すぎでした。自分の方が車の感じが良く見えていたのですが、荒尾さんはテクニック凄いので、内は無理だと思って、外に決め打ちして回っていました。はなからインは無理だなと。体力限界だったので、やっと捲れたという感じ。(エンジンは)すごく良かったです。この準決勝メンバーと比べると、全然技術が足りないので、出来れば雨はそれてほしい。明日は状態がいいので、若獅子でリング交換して良かったので、またリング交換します。優勝目指して頑張ります。



2着/荒尾聡(飯塚27期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
競走タイム:3.359
競走車名:デフジャムAK
ランク:S10
今節の成績:3着・1着・1着・1着・2着
SG優勝:5回(21年:全日本選抜)

スタート巧者が多かった準決勝戦は、見事なトップスタートを切って、レースの主導権を握った。優勝戦は雨予報だが、晴雨どちらもハイレベルの走りで順応できるのは強み。優勝戦も5枠に入り、準決勝戦と同じく鋭いスタートから6回目のSG優勝を狙う。

(公開インタビューより)
疲れ果てました。手応えは良かったです。あれしかないけど、あんなに切れると思っていなかったので、自分でもビックリ。どこまで行って、粘れるかと思っていました。内枠は皆スタートが速い選手だったので、もうどうにでもなれという気持ちで切れました。(黒川の捲りは)9レースと同じ展開でしたが、抜かれたあたりが僕とか猫の違い。6番と7番がすごい勢いで来ていたので、もうコースだけ。エンジンは良かったと思うんですけど、スピードは年齢ですかね。メンバーがそろうので、エンジンを立て直して調整しないと通用しないと思います。明日もスタート行って、今日のように抜かれないように頑張ります。

※10レース結果

【11R=準決勝戦】
*8周回 4,100m(良走路)0mオープン戦
1/青山 周平 3.26
2/別府 敬剛 3.29
3/松尾 啓史 3.28
4/早船  歩 3.32
5/佐藤 貴也 3.29
6/若井 友和 3.27
7/佐藤 摩弥 3.28
8/平田 雅崇 3.27



青山が最内からスタートを決めると、外枠からは佐藤摩が好ダッシュで2番手に付ける。序盤の3番手は平田が続くが、若井がイン攻め鋭くポジションを上げて、4周回目に平田を捌いて3番手に上がる。一旦は青山との差が広がった佐藤摩だったが、じりじりと青山との差を詰める。それでも青山が振り切って1着ゴール。2着に佐藤摩、3着に若井が入線。



1着/青山周平(伊勢崎31期)
競走タイム:3.337
競走車名:ハルク・73
ランク:S2
今節の成績:1着・2着・1着・2着・1着
SG優勝:15回(23年:SS王座決定戦)

好枠からスタートを決めて、8周回を堂々押し切った。ここまで昨年8月のオートレースグランプリ、11月の日本選手権、12月のスーパースター王座決定戦と、SGを3連続優勝中で、鈴木圭一郎以来となる4連続SG優勝に王手。優勝戦は3枠から、昨年のMVPがまた新たな偉業達成なるか。

(公開インタビューより)
すごく嬉しいです。試走は26という感じではなかったです。枠が良かったので、スタートは集中して切りました。決して余裕がない感じで、苦しい感じでした。スタートしてすぐ(佐藤摩弥が)見えたので、恐ろしいなと思いながら走っていました。体感としてはタイムが出ていない、タイヤだったり、現状のオートレレースはスピード戦なので、タイムはあまり意識していません。(雨晴なら)晴がいいです。雨は不得意ではないですが、まわりの選手も速く、思ったように乗れず、実力不足なのでしっかり練習したい。このままでは厳しいと思うので、何かしら調整します。(雨も)思い切りスタート行くだけです。明日も天気は分からないですが、(同期の)摩弥ちゃんと一緒にいいレースできるように頑張ります。



2着/佐藤摩弥(川口31期)
競走タイム:3.339
競走車名:Pタン3
ランク:S
今節の成績:4着・2着・5着・3着・2着
SG優勝:0回
※SG優出9回目

抜群のスタートを決めて、同期・青山周平に最後は詰め寄る走りで、自身9回目となるSG優勝戦に駒を進めた。良好なエンジン状態で、今シリーズは雨走路でも善戦。優勝戦は8枠で、さらに雨予報と、越えるべき壁は多いが、女性レーサー初となるSG制覇に今回も期待。

(公開インタビューより)
嬉しいです。試走は3.2台を出したいと思っていたので、自分の中では28はいい方だと思います。スタートは行くしかないと思ったので、集中して切れました。雨ばかりで空回りが怖くて、思いきり切れていなかったのですが、今日はパーツを新品に変えて良かったです。もちろん青山君は速いですが、エンジン的には一杯というよりは、自分の方がいいかなというくらいに走れたので、いい状態です。気になる部分はありますが、パーツよりも、時間や天気に合わせる微調整。雨は自分の中では乗れていますが、皆が速すぎるし、タイムも異常で、私は一杯いっぱい。エンジンがいいときは雨も乗れたりするので、苦手の中では乗れている方です。天気が怪しいですが、見せ場を作って優勝を狙える走りがしたいと思います。

※11レース結果

**********
【12R=準決勝戦】
*8周回 4,100m(良走路)
1/上和田拓海 3.30
2/山田 真弘 3.35
3/鈴木圭一郎 3.26
4/丹村 飛竜 3.27
5/早川清太郎 3.26
6/中村 雅人 3.26
7/吉原 恭佑 3.32
8/岩見 貴史 3.30



鈴木がスタートを決めて先制、外から中村雅人、岩見貴史も鋭いスタートを決めて前団を形成する。スタートから先頭に立った鈴木を、中村が2番手に追うが、徐々にリードは広がり、8周回を鈴木が逃げ切って1着ゴール。2着は中村が入線。岩見をかわして早川が3番手に上がるも、5周回目に丹村が早川をとらえて3着。



1着/鈴木圭一郎(浜松32期)
競走タイム:3.312
競走車名:カルマS5K
ランク:S1
今節の成績:1着・1着・1着・1着・1着
SG優勝:14回(23年:オールスター)

準決勝戦もスタートから圧巻のスピード戦で逃げ切り。今シリーズただひとり、初日から5連勝で優勝戦進出を果たした。枠番選択では、1番目で1枠を選択。最終日にも「1」を並べて、大会連覇を2年連続で完全優勝での達成なるか。

(公開インタビューより)
嬉しいです。試走はすごくいい感じでした。スタートも気持ちよく切れました。すごく乗りやすさがありますが、捌く展開だと、ちょっと力がない感じがします。雨なら昨日までのシリンダーに戻そうと思います。昨日の雨は良かったです。雨のスタートは空回りしなければ、切れています。どんな天候でも優勝できるように頑張ります。



2着/中村雅人(川口28期)
競走タイム:3.324
競走車名:KOモンソン
ランク:S5
今節の成績:1着・2着・2着・1着・2着
SG優勝:6回(16年:グランプリ)

準決勝戦はスタートから好ポジションに付けると、抜け出した鈴木圭には敗れたものの、最後の優出切符をしっかりと手にした。前回の川口ではダブルヘッダーの昼開催を優勝、そして今シリーズもオール連対で優出と安定感は抜群。6番目の選択で準決勝戦と同じく6枠になったが、8年ぶりのSGタイトルに期待。

(公開インタビューより)
優勝戦に乗れたので嬉しいです。試走はいい手応えでした。スタートは切れましたね。途中までは、(鈴木に)追いついた気がしたんですけど、最後はだいぶ離されてしまいました。車的にちょっと一杯になっている感触がだんだん出てきていたので、その辺なのかなと。雨はまあまあ。雨なら昨日をベースにやっていきたいと思います。雨のスタートも空回りしないように加減して切っているが、もう少し感覚を研ぎ澄ませて切りたい。精いっぱい、明日も走ります。

※12レース結果

**********
【最終日・12R=優勝戦】
*10周回 5,100m
0mオープン戦(枠番選択)
1/鈴木圭一郎(浜松32期)選択1番目
2/金子大輔(浜松29期)選択2番目
3/青山周平(伊勢崎31期)選択3番目
4/黒川京介(川口33期)選択4番目
5/荒尾聡(飯塚27期)選択5番目
6/中村雅人(川口28期)選択6番目
7/有吉辰也(飯塚25期)選択7番目
8/佐藤摩弥(川口31期)選択8番目

準決勝戦1着選手の内、初日から4日目までの競走得点上位選手から、好きな枠番を選択。2着選手も同様の順番で指名する。
ここまで全勝で勝ち上がってきた鈴木が一番目で、今回は1枠を選ぶと、金子、青山と選択順に内枠から埋まっていった。


やはり注目は、ただひとり初日から負けなしで優勝戦に進出した今期ナンバーワンの鈴木圭一郎だろう。
全日本選抜は4連覇を含め、最も実績を残す大会。昨年に続いて、大会連覇を完全優勝で成し遂げるか。
一方、来期ナンバーワン返り咲きが決まっている青山は3枠から、史上2人目のSG4連続優勝を目指す。
また黒川は4枠、佐藤摩は8枠から、悲願のSG初制覇を狙う。
数々の記録もかかり、注目度の高いファイナリスト8名がそろった今年最初のSG優勝戦は、まさに激戦模様となった。
最終日の天気だが、前日18時の段階では、昼から傘マークがつく雨模様。高確率で湿走路での決戦となりそう。
スーパースター王座決定戦トライアル戦へのポイント争いもここから始まるだけに、優出8選手全ての動向が気になるところだ。

**********
川口オートレース「SG第37回全日本選抜オートレース」の最終日(2月25日)、全12レースを対象に、払戻金15,000円達成者全員に!2,000円分のチャリカ還元キャンペーン!を実施します。


詳しい達成条件やキャンペーンの詳細はこちら
たくさんのご参加お待ちしております!

※全日本選抜オートレースの情報は次ページにも掲載!

**********
SG第37回全日本選抜オートレースの特設サイトを公開中!


熟知王さん、森泉宏一さん、ARISAさん、データ班による注目選手や開催データ等、お得なキャンペーン情報を掲載てします!
特設サイトはこちらより、ご覧ください!

**********
川口オート「SG第37回全日本選抜オートレース」の5日目・第6レース終了後に、イベントホールにて、「37期トークショー」が行われた。
地元のルーキーから、菅原すずの選手が登場(※山口航太選手は体調不良のため欠席)。
緊張したというデビュー戦の振り返りから、同期について、そして今後の目標などを語った。


(デビュー節は)何とか最終日に1着が取れて良かったと思います。(緊張で)死ぬかと思うほどでした(笑)。2日目は流れも分かっていたのに、うまく走れなかったので悔しかったです。その日は飯塚のデビュー戦もあって、皆が1着、同期の山口も1着だったので、落ち込みましたね。最終日はミスらずに頑張ろう、そう思っていました。リプレイを何度も見て、コースが大事だと改めて思ったので、こういう走りをしながら、もっと開けて、突っ込んで、もっとタイムを出していきたいです。
(同期については)浅倉(樹良)とは優勝した伊勢崎で一緒だったのですが、とにかく優しくて、練習いくときも見てくれたり、アドバイスくれたり。浅倉は皆に頼られて、好かれていて、皆が何かあったら相談しています。浅倉は基本、冷静なので、「おめでとう」と言ったら、「ありがとう」と落ち着いて、さすがだなと思いました。本当に37期は皆が、自分でもビックリするくらい仲がいいです。(北市唯は)本当に妹のようで可愛いですが、ライバルでもあるし、とても速い。レースはチェックして、盗めるところは盗んで、お互い切磋琢磨していけたらいいですね。
(今後の目標は)私は篠崎(実)さんが一番、あこがれている選手。篠崎さんのように、レジェンドと呼ばれるように、長く成績もしっかり残していける選手になっていきたいと思っています。次も川口ですぐ走るので、そこでも結果を残して、その先もタイムを出して頑張っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします。

**********
【過去のSG全日本選抜オートレース・レポート】
23年2月SG第36回全日本選抜オートレース(浜松)
優勝:鈴木圭一郎
21年9月SG第35回全日本選抜オートレース(飯塚)
優勝:青山周平
21年2月SG第34回全日本選抜オートレース(浜松)
優勝:荒尾聡
19年10月SG第33回全日本選抜オートレース(川口)
優勝:鈴木圭一郎