サウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で開催されるサウジカップデー。日本時間の24日(土)23時ちょうど発走のサウジダービーを皮切りに、26時40分発走のサウジCまで6競走に計21頭の日本馬が参戦する。メインのサウジCでは日本国…

 サウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で開催されるサウジカップデー。日本時間の24日(土)23時ちょうど発走のサウジダービーを皮切りに、26時40分発走のサウジCまで6競走に計21頭の日本馬が参戦する。メインのサウジCでは日本国内での馬券発売も行われ、レースの模様はグリーンチャンネルでも放送される。()内の発走時刻は日本時間。

■2歳王者が世界の強豪に挑む

 第4レース(23時0分発走)はサウジダービー(沙G3)。日本からは全日本2歳優駿を7馬身差で制したフォーエバーヤング、兵庫ジュニアグランプリ2着のサトノフェニックス、札幌2歳S覇者セットアップの強力布陣。ブックメーカーでもフォーエバーヤングが圧倒的1番人気で、無傷のまま海外重賞も勝利するか。

■昨年3着の悔しさ晴らすか

 第5レース(23時40分発走)はリヤドダートスプリント(沙G3)。ケイアイドリー、ジャスパークローネ、リメイクの3頭が日本から挑む。中でもリメイクに注目。昨年の同レースは3着だったが、その後はクラスターCとコリアスプリント(韓G1/国際G3)を制して、JBCスプリントでも2着に入った。国内トップクラスの実力で、世界の強敵に立ち向かう。

■引退間近の安田隆師にビッグタイトルを

 第6レース(24時25分発走)は1351ターフスプリント(沙G2)。日本からはアグリ、ウイングレイテスト、バスラットレオン、ララクリスティーヌが出走する。アグリを管理する安田隆行調教師は、定年のため3月5日で引退。ロードカナロアやカレンチャンなどを管理した“短距離王国”らしく、もうひとつスプリントの勲章を。

■欧州の実力馬に日本馬が挑む

 第7レース(25時10分)はネオムターフカップ(沙G2)。注目はA.オブライエンが送り込むルクセンブルク(Luxembourg)だ。これまでG1・3勝。香港C(香G1)では日本のヒシイグアスらに先着する2着だった。ここも戴冠のチャンス。対する日本勢はキラーアビリティ、スタッドリー、ハーツコンチェルトの3頭が挑む。

■3000mのロングディスタンス

 第8レース(25時50分)はレッドシーターフハンデキャップ(沙G2)。日本からはアイアンバローズ、エヒト、ブレークアップ、リビアングラスが出走する。人気は割れ加減で、日本馬にもチャンスがありそう。対するは愛国のタワーオブロンドン(Tower of London)や、地元のファーストミニスター(First Minister)など。

■1着賞金約15億円を巡る戦い

 第9レース(26時40分)はサウジカップ(沙G1)。昨年はパンサラッサが制した1着賞金約15億円を誇るビッグレースだ。今年はレモンポップ、ウシュバテソーロ、デルマソトガケ、クラウンプライドが世界の頂を目指す。BCクラシック(米G1)覇者ホワイトアバリオ(White Abarrio)、ペガサスWC(米G1)制したナショナルトレジャー(National Treasure)など、ほかにも豪華メンバーが出走する。