女子テニスのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、 ハード、WTA1000)は23日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク26位のJ・パオリーニ(イタリア)が同22位のS・シルステア(ルーマニア)を6-2, …

女子テニスのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、 ハード、WTA1000)は23日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク26位のJ・パオリーニ(イタリア)が同22位のS・シルステア(ルーマニア)を6-2, 7-6 (8-6)のストレートで破り、「WTA1000」大会で初の決勝進出を果たした。なお、イタリア人女性が「WTA1000」大会で決勝に進むのは5人目の快挙となった。
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28歳のパオリーニは今季、開幕戦となった国別対抗戦ユナイテッドカップ(オーストラリア/パース/シドニー、ハード)に出場。続くアデレード国際(オーストラリア/アデレード、ハード、WTA500)では予選敗退となるも全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では16強入りを決めた。
しかし、その後はアッパー・オーストリア・レディース・リンツ(オーストリア/リンツ、室内ハード、WTA500)、カタール・トータルエナジー・オープン(カタール/ドーハ、ハード、WTA1000)と2大会で初戦敗退となっていた。
そして今季5大会目の今回、1回戦で第11シードのB・ハダッド=マイア(ブラジル)、2回戦で世界ランク18位のL・フェルナンデス(カナダ)、3回戦で第8シードのM・サッカリ(ギリシャ)を下し8強入り。準々決勝では第4シードのE・ルバキナ(カザフスタン)が試合前に棄権したため4強入りした。
準決勝、開始からミスが目立つシルステアに対しパオリーニは第4ゲームでブレークに成功。第8ゲームではセットポイントとなるブレークポイントを2度握ると最後はリターンエースを沈め2度目のブレーク。自身のサービスゲームでは1度もブレークポイントを与えず第1セットを先取する。
続く第2セット、勢いのままにパオリーニが第4ゲームでブレークに成功しゲームカウント3-1とリード。しかし、直後の第5ゲームでブレークバックを許すとその後、さらに2度のブレークを奪い合いタイブレークに突入。互いに譲らず接戦となるもパオリーニが1本目のマッチポイントをものにし、1時間57分で勝利した。
女子テニス協会のWTAは公式サイトにパオリーニのコメントを掲載し「彼女(シルステア)は私が少しリードしても、とてもいいプレーをしてくる。より多くウイナーを打ち、より速くプレーしようとしている。私もそうしてたわ。足を動かして、ボールを強く打ち続けようと自分に言い聞かせたわ」と語った。
勝利したパオリーニは「WTA1000」大会初優勝を目指し決勝で予選を勝ち上がった世界ランク40位のA・カリンスカヤと対戦する。カリンスカヤは準決勝で第1シードのI・シフィオンテク(ポーランド)を6-4, 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。
なお、イタリア人女性が「WTA1000」大会で決勝進出を果たすのはF・スキアボーネ(イタリア)S・エラーニ(イタリア)F・ペネッタ(イタリア)C・ジョルジ(イタリア)に続き5人目の快挙となった。
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