圧巻の強さを見せ続ける平野は、決勝でも中国相手に健闘してくれるだろう(C)Getty Images 韓国の釜山で開催中の世界卓球選手権団体戦で、日本女子代表は2月23日に準決勝で香港代表と対戦、3-0で勝利し、決勝進出を決めた。いよいよ24…
圧巻の強さを見せ続ける平野は、決勝でも中国相手に健闘してくれるだろう(C)Getty Images
韓国の釜山で開催中の世界卓球選手権団体戦で、日本女子代表は2月23日に準決勝で香港代表と対戦、3-0で勝利し、決勝進出を決めた。いよいよ24日に、53年振りの世界一を目指し、大会5連覇中の中国代表に挑む。
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日本はこの香港との準決勝では、張本美和、早田ひな、平野美宇がコートに立ち、初日から7試合連続となるストレート勝ちを成し遂げた。一番手の張本は香港のエース杜凱琹と対戦。2ゲームを先取されるという苦しい展開となったものの、そこから3ゲームを立て続けに奪い、見事に試合をひっくり返し、日本に1勝目をもたらした。
続く2番手の早田は朱成竹との1ゲーム目は接戦となり、終盤は互いにゲームポイントを握るも、最後は早田の粘りが勝り14-12で制した。その後は2、3ゲームとも早田が圧倒し日本が2勝目。エースの貫禄をみせた。
そして、グループリーグのブラジル戦から4試合連続で3番手の役割を任された平野が、この日も危なげない戦いを繰り広げた。李皓晴に対し、強烈なバックハンドを中心に攻め立て、終始リードを奪う内容となり、3ゲームとも11-5というスコアで勝利を掴んでいる。
大会初日から変わらぬ強さを発揮し、世界の頂点まであと一歩に迫った日本には、決勝の相手となる中国国内からも熱視線が送られている。ポータルサイト『捜狐』では、日本の決勝進出を伝えるとともに、「日本チームは、中国卓球代表チームにとって本当に侮れない相手だ。前回の世界卓球選手権では中国チームが大勝したが、また決勝で対戦することになった。中国は十分な準備が必要だ」と見通している。
また、この香港戦でメンバー外となり、サポートに回っていた伊藤美誠の様子も紹介しており、「コート外ではコーチを務めた。伊藤の貢献は効果的だった」と振り返っている。
さらに、同メディアは決勝に向け、「(中国は)困難は避けられない。私たちにはアドバンテージがあるが、間違いなく苦戦が予想され、勝つのは簡単ではないだろう」などと日本への警戒の言葉を並べた。
それぞれが自身の役割を果たし、難敵・香港を退けた日本代表。強敵が待ち構える決勝の戦いでも、チーム一丸となってぶつかり頂点を目指す。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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