すべてストレート勝ちで準決勝まで駒を進めた日本女子。早田はもちろん、平野らも好調を維持している(C)Getty Images 世界一を目指す戦いは、いよいよ頂点まであと二つとなった。 世界卓球選手権団体戦(韓国・釜山)は2月22日、男女の決…
すべてストレート勝ちで準決勝まで駒を進めた日本女子。早田はもちろん、平野らも好調を維持している(C)Getty Images
世界一を目指す戦いは、いよいよ頂点まであと二つとなった。
世界卓球選手権団体戦(韓国・釜山)は2月22日、男女の決勝トーナメント準々決勝が行われ、日本女子はルーマニアを3-0で下し、ベスト4進出を決めた。これで日本はメダルを確定させ、23日の準決勝では香港とファイナル進出を懸けて対戦する。
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日本は準々決勝では、伊藤美誠、早田ひな、平野美宇の“黄金世代”3選手を起用し、ルーマニア戦に臨んだ。一番手として登場した伊藤は、シングルス、ダブルス、団体で欧州王者の実績を持つスッチとフルゲームの熱戦を展開し、最終5ゲーム目も11-9と僅差で勝利を掴んだ。
それでも、この勝利で日本は勢いに乗り、続く早田もルーマニア2番手のドラゴマンに対し1ゲーム目を落とすも、そこから3ゲームを連取。日本に2勝目をもたらす。
3番手の平野は左右への強打や3球目攻撃が冴えわたった。サマラに対し終始、主導権を握り1ゲームも与えずにストレートで勝利。この試合でも相手を圧倒し、日本のベスト4進出を決めた。
グループリーグからすべての試合をストレートでの勝利を収めている日本は準決勝で、世界ランク5位の香港と相まみえる。今大会、ここまでの対戦相手の中で最も難敵であるものの、海外メディアでは日本の優位を見込み、さらにその先のカードも予想する声も伝えられている。
卓球王国である中国のポータルサイト『捜狐』は2月23日、準々決勝のそれぞれの結果を紹介するトピックを配信。さらに、準決勝以降の対戦も展望している。
その中では、「日本がルーマニアを3-0で圧勝した」と報じており、準決勝の香港戦についても日本の勝利を予想。「日本には早田ひなと平野美宇という有名選手がいる。加えて張本美和もおり、全体的な強さは依然として非常に強力であり、香港チームが勝つのは簡単ではない」と見通し、その上、自国代表チームの戦いにも言及。「中国代表は決勝で日本と対戦する可能性が非常に高い」と綴っている。
4強での戦いはさらに厳しい展開が待ち受けていることは確実。それでも毎試合繰り広げられる、日本の躍動感あふれるパフォーマンスには、53年振りの金メダルへの期待を抱かずにはいられない。ここから頂点へと近づいていく、日本選手のそれぞれのプレーに要注目だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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