韓国・釜山で開催中の「世界卓球2024 団体戦」は22日、準々決勝が行われ、日本男子は最強中国と対戦。松島輝空、張本智和、篠塚大登の最強布陣で臨み好ゲームを見せたが、中国の壁は越えられなかった。◆日本女子はルーマニア撃破なるか 世界卓球20…

韓国・釜山で開催中の「世界卓球2024 団体戦」は22日、準々決勝が行われ、日本男子は最強中国と対戦。松島輝空、張本智和、篠塚大登の最強布陣で臨み好ゲームを見せたが、中国の壁は越えられなかった。

◆日本女子はルーマニア撃破なるか 世界卓球2024 団体戦 試合結果速報、日程・放送予定・ライブ配信・出場選手・グループ組み合わせ

■立ちはだかった中国の壁

前日のオーストリア戦に快勝し、パリ五輪行きを決めた日本男子。メダルをかけた試合に挑んだ。

1番手の松島は世界ランキング1位の樊振東と対戦。第1ゲーム、序盤から堂々のプレーで樊に食らいつき、先にゲームポイントを奪われるも逆転に成功。続く第2ゲーム、松島は終始劣勢を強いられたが、6-10から4連続ポイントで再びデュースへ。しかし最後は樊が決め第2ゲームを落としてしまう。第3ゲーム、序盤からエンジン全開で攻め先にゲームポイントを奪うが、終盤に樊の追い上げられ3度目のデュースに。最後は連続でポイントを決められ逆転を許してしまう。

第4ゲーム、序盤はお互い譲らないシーソーゲームとなったが終盤は樊が流れを掴みゲームカウント1-3。悔しい逆転負けとなった。

2番手は日本のエース張本が王楚欽と対戦。松島からバトンを受け、第1ゲームから圧巻のプレーを見せる。序盤からお互い譲らない展開になるも、終盤は張本が難しいコースを返すなどでリード。11-8で第1ゲームをものにする。第2ゲームは、王に9連続ポイントを決められ2-11と圧倒されてしまう。

第3ゲームも王のペースを崩せず。張本は中盤追い上げを見せたが、王の質の高い打球に翻弄され7-11。2ゲーム連続で落としてしまう。第4ゲーム、序盤は王のペースだったが、YGサーブという打開策を見つけると、そこから怒涛の追い上げを見せる。しかし、最後は王の前に屈し、ゲームカウント1-3で敗れた。

3番手は篠塚が馬龍と対戦。第1ゲーム、篠塚は馬龍相手に互角の戦いを見せるも、終盤は馬龍のペースにのまれ9-11で落とす。第2ゲームも馬龍に翻弄され5-11と封じられてしまう。第3ゲーム、序盤はお互い譲らず。後半は篠塚がリードを奪い、先にゲームポイントを奪う。最後は厳しい展開のなか取り切りゲームカウント1-2とする。第4ゲームも篠塚は序盤からペースを握り、馬龍からリードを奪う。しかし、最後は馬龍の前に屈し9-11。ゲームカウント1-3で敗れた。

松島、張本、篠塚の3人全員が好ゲームを見せたが、中国の高い壁が立ちはだかりベスト8で姿を消すこととなった。

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(G.Tsukamoto/SPREAD編集部)