「ぐりぐり君」の愛称で知られる犬塚悠治郎オーナーが、阪急杯(4歳上・GIII・芝1400m)のボルザコフスキー(牡5、栗東・清水久詞厩舎)でJRA重賞初制覇を狙う。  犬塚オーナーは17年にJRAで馬主デビュー。通算成績は261戦23勝…

 「ぐりぐり君」の愛称で知られる犬塚悠治郎オーナーが、阪急杯(4歳上・GIII・芝1400m)のボルザコフスキー(牡5、栗東・清水久詞厩舎)でJRA重賞初制覇を狙う。

 犬塚オーナーは17年にJRAで馬主デビュー。通算成績は261戦23勝。特別は3勝。いずれも昨年で、シルバーブレッドで大倉山特別、エルゲルージで神奈川新聞杯、ボルザコフスキーで2023年ファイナルSを制した。また、海外や地方でも競走馬を所有。そして何より有名なのはSNSでの発信で、「ぐりぐり君の個人馬主ブログ」をほぼ毎日更新。個性的なハンドルネームの由来については、ブログで「自分の出資馬が大本命馬になってほしいという願いを込めてそうしました」と明かしている。

 これまでJRA重賞には延べ6頭が参戦。20年新潟JSのファイアプルーフの4着が最高着順だが、今週末は過去最大のチャンスかもしれない。ボルザコフスキーは前々走の2023ファイナルSを制してオープン入り。昇級戦となった前走の洛陽Sでも見せ場たっぷりの4着に健闘した。今回は重賞初挑戦で相手が強化されるが、直線に坂がある阪神替わりはプラス。展開次第では見せ場以上があっていい。

 週末はカラフルで個性的な「緑、黄星散、赤袖水色一本輪」の勝負服に是非注目したい。