不良債権化しているレンドンは、今季こそ満足な働きができるだろうか(C)Getty Images 現地2月19日、アリゾナ州テンピの球団施設で調整を進めているエンゼルスのアンソニー・レンドンは、報道陣の取材に応じ、「野球は最優先事項で…

不良債権化しているレンドンは、今季こそ満足な働きができるだろうか(C)Getty Images

 現地2月19日、アリゾナ州テンピの球団施設で調整を進めているエンゼルスのアンソニー・レンドンは、報道陣の取材に応じ、「野球は最優先事項ではない。これは仕事。生計を立てるためにやっている。仕事より信仰や家族の方が大事だ。もし野球を優先しなければならないなら辞めるだろう」とコメント。現在、SNS上で物議を醸している。

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 2019年オフに7年2億4500万ドルの大型契約でエンゼルス入りしたレンドンは、故障による離脱が相次ぎ、21年以降に60試合以上出場したシーズンはない。MLB公式サイトによれば、現地20日、今回の炎上発言を受け、エンゼルスのゼネラル・マネージャー(GM)を務めるペリー・ミナシアン氏が擁護の声を上げたという。

 まず最初に「どの選手にも競争して勝ちたいという願望があると思う」と話し始めると、主砲マイク・トラウトの存在に触れ、「マイクは間違いなく、プレー面で以前の状態に戻りたいというモチベーションを持ち、勝ちたいと思っている選手の一人だ」と指摘。そしてレンドンに関しても、チームとともに怪我のリハビリを行ってきたと説明し、次のように続けた。

「重要なのは言葉よりも行動。アンソニーは良いチームメイトだ。私たちはこれまで熱心にプレーする姿を見てきたし、負傷者リスト入り(IL)したときも、彼はチームメイトのためにそこにいた。彼はゲームを知っているし、プレーを楽しんでいる。今とても良い状態になっていると思うし、彼のビッグイヤーを期待している」

 昨季は73勝89敗でア・リーグ西地区4位に沈むなど、またしても苦しいシーズンを過ごしたエンゼルス。9年連続でプレーオフ進出を逃しており、これは現時点で継続中のメジャーワーストタイ記録だ。チームの浮上には、トラウトやレンドンの活躍が必要不可欠だが、はたして今季はどのようなシーズンとなるだろう。彼らの戦いぶりにも注目だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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