第2回は浪人生活を経て入部した服部耕太郎(スポ新3=東京・本郷)、田中雄輔(スポ新2=東京・筑波大付)にお話を伺いました!男子ソフトボール部は全部員21人中、なんと3分の1を超える8人が浪人生活を経験しています。運動からも部活動からも長いブ…

第2回は浪人生活を経て入部した服部耕太郎(スポ新3=東京・本郷)、田中雄輔(スポ新2=東京・筑波大付)にお話を伺いました!男子ソフトボール部は全部員21人中、なんと3分の1を超える8人が浪人生活を経験しています。運動からも部活動からも長いブランクができ、部活動加入へのハードルが上がる浪人経験者をここまで惹き付けるソフトボール部の魅力とはーー


――浪人した理由を教えてください

服部 僕はスポーツ系の学部に行きたかったのですが、現役で受かった大学では満足できず、もっと上のレベルの大学に行きたいなと思ったので浪人しました。

田中雄 自分も服部さんと同じようにスポーツ系の学部に進みたくて、その中で文武両道ができる大学を探して早稲田大学に行きたいと思いました。現役の時は受からなかったのですが、早稲田に行きたいという思いがあったので浪人してもう一度チャレンジしました。

――大学でも何らかの部活に加入するつもりでしたか

服部 自分は中学の顧問の先生に「ソフトボール部がいいんじゃないか」という話は受けていたので、ソフトボール部に入るつもりでした。

田中雄 自分はソフトボール部とは決めていなかったのですが、スポーツ系の学部に進む以上は体育会の部活に入ろうとは決めていました。

――早稲田大学男子ソフトボール部を知ったきっかけはなんですか

服部 中学の顧問の先生が日体大のソフトボール部出身で早稲田のソフトボール部を知っていたので、「早稲田のソフトボール部はいいぞ」とおすすめしてくださったのがきっかけです。

田中雄 自分は高校の同級生の中内俊太朗(スポ新3=東京・筑波大付)が先に現役でソフトボール部に入っていて、(田中雄自身が)浪人中も(中内が)ソフトボールをしていることを知っていました。それで自分が合格した時に誘ってくれたという感じです。

――課外活動をする上で他の選択肢は考えませんでしたか

服部 僕は考えなかったです。(春休みに)一度体験に行った時に「ここにしよう」と決めました。

田中雄 自分は高校までは野球をしていたのですが、大学で野球部に入ろうとは思っていませんでした。その理由として、なにか新しいことに挑戦したいというのがありました。野球系のサークルを10個くらい回ったのですが、サークルだと暇な時間が多くなるなと思いました。そんな中でソフトボール部の体験に行ってみて、ここなら充実した大学生活を送れるかなと思って入部しました。

――1年間勉強漬けの日々を送ったことでブランクを感じたことはありましたか

服部 最初はやっぱり体が動かないなと言うのは思いました。やはり1年間運動をしていなかったので。けども、浪人だからついていけないというのはなかったです。

田中雄 自分も体が動かないというのは感じました。それでも、自分の努力次第でついていける部活なので、そういうところは心配しなくてもいいと思います。

――お二人とも体が動かないという話がありましたが、それはいつ頃どのように克服できましたか

服部 僕は4月からずっと練習に参加していたのですが、1ヶ月もすれば慣れるのかな、ついていけるのかなという風には感じました。

田中雄 僕は春に体験に行った時点で浪人していたというところで体重が(高校当時より)増えていて、夏くらいまでは自分の思う通りに体が動きませんでした。それもあったので、体重を15キロくらい落として、やっと動けるようになったかなという感じです。


――ソフトボール部に入って一番成長できた点はどのようなところだと思いますか

田中雄 一言でいうのは難しいですが、社会に出た時にかなり役立つなと思います。集団の中での過ごし方を知ることができたと思います。具体的に言うと、今1年生という立場から上級生を見てどのように動けばいいのかということをたくさん学ぶことができました。

服部 ソフトボールを通した人間形成と言いますか。(田中雄と)一緒になってしまうのですが、社会に出てからどう活躍していくかというのをこの部活では学べると思います。

――ソフトボール部に入って一番大変だった点はどのようなところだと思いますか

田中雄 朝早く起きることです。自分は家がそんなに所沢から近くないので、シーズン中の週末は4時起きの時があって、それが2日続くこともあるので、そのあたりは辛いかなと思います。

服部 そもそも自分の実力が足りないというのがあったので、周りのレベルの高さについていくことが最初は大変でした。なんか今までやっていけています(笑)。

――お二人の背番号と選んだ理由を教えてください

田中雄 自分は8番です。本当は9番がよかったのですが、埋まっていたので8番にしました。

服部 自分は99番です。倉庫に99番のユニフォームがあったので、そのまま99番になりました(笑)。

――お二人のオフの日の過ごし方を教えてください

服部 ほぼ家から出ないです。毎週月曜日がオフなのですが、いつもゲームをして一日がいつのまにか終わっています(笑)。

田中雄 自分は服部さんと真逆で、絶対外に出るようにしています。バイトはあまりいれないで、ドライブであったり、友達とご飯に行ったり、なにかしたらはしています。

――アルバイトはお二人はしていますか

服部 していないです。

田中雄 しています。

――田中雄選手はどのようなバイトをしていますか

田中雄 バイトをする時間が限られているので、朝のティッシュ配りを週に2、3回しています。それと練習後に塾の講師を週に1、2回しています。あとは単発のバイトをすることがあります

――お二人の今後の目標を教えてください

服部 チームとしてはインカレ優勝です。自分個人としてはクリーンアップを打てるくらい打力をつけたいと思います。あとホームランを打ちたいです。

田中雄 チームとしてインカレ優勝をして、自分もそれに貢献したいです。インカレを優勝した瞬間にフィールド上にいられるような選手になりたいです。

――この対談を見ている新入生にメッセージをお願いします

服部 ソフトボール部は楽しいので、ぜひ一緒にやりましょう!

田中雄 早稲田のソフトボール部であれば、浪人というコンプレックスも気にならず、逆に浪人経験者という同じ境遇の人も少なくないので、ぜひお越しください!

――ありがとうございました!


◆服部耕太郎(はっとり・こうたろう)(※写真右)

2001(平13)年4月4日生まれ。171センチ、68キロ。東京・本郷高出身。 スポーツ科学部新3年。内野手。選手としてのアピールポイントは「捕ってからの速さ」。

◆田中雄輔(たなか・ゆうすけ)

2002(平14)年9月3日生まれ。171センチ、83キロ。東京・筑波大付高出身。 スポーツ科学部新2年。捕手・外野手。選手としてのアピールポイントは「力強いスイング」。

 

(編集・写真 星野有哉)