「世界水泳ドーハ2024」17日目が2月18日に行われ、競泳・女子50m自由形決勝ではサラ・ショーストロム(スウェーデン)が23秒69で金メダルを獲得した。女王の座は譲らない、とばかりの見事な泳ぎで、パリ五輪スター候補ケイト・ダグラス(米…

 「世界水泳ドーハ2024」17日目が2月18日に行われ、競泳・女子50m自由形決勝ではサラ・ショーストロム(スウェーデン)が23秒69で金メダルを獲得した。女王の座は譲らない、とばかりの見事な泳ぎで、パリ五輪スター候補ケイト・ダグラス(米国)を振り切り見事3連覇を達成した。

【映像】解説者絶賛の“ラスト7m”の泳ぎ

 最速女王を決める50m自由形決勝。ここでは22・23年覇者のショーストロム、2022年大会銀メダリストのカタジナ・バシク(ポーランド)、国際大会では初の50mに挑んだ22歳のダグラスに注目が集まっていた。

 スタートから最初に浮き上がったのはバシク。後半に強いショーストロムは、25mを過ぎたところでギアチェンジ。グイっとトップに上がると、スター候補のダグラスとの一騎打ちとなった。ショーストロムは自身が保持する世界記録にも手が届く力強い泳ぎを披露し、1位でゴール。100分の8秒差で更新には至らなかったが、23秒69で堂々の金メダルを獲得した。

 世界最速更新にも迫った圧巻の泳ぎに、解説陣も「惜しい!そして速い!」と興奮気味。リオデジャネイロ五輪金メダリストの萩野公介氏は「ダグラス選手が速くて若干焦った部分もあったと思いますが、(ショーストロムの)ラスト7mくらいのまとめ方がプロフェッショナル!」と絶賛していた。

 ショーストロムは23秒61の世界記録を保持しているものの、この種目での五輪成績はケガの影響もあり銀メダルが最高。この3連覇を弾みにパリ五輪でリベンジを果たすことができるか、期待は高まるばかりだ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)