“野球の日”の8月9日、元プロ野球選手の赤星憲広さんが甲子園で流れ星に「野球を通じてたくさんの人が笑顔になれますように!」と願い事をした。この日はチョコレートブランド『キットカット』を展開するネスレ日本が、日本初の試みとなる“人工流れ星”を…

“野球の日”の8月9日、元プロ野球選手の赤星憲広さんが甲子園で流れ星に「野球を通じてたくさんの人が笑顔になれますように!」と願い事をした。

この日はチョコレートブランド『キットカット』を展開するネスレ日本が、日本初の試みとなる“人工流れ星”を出現させ、野球少年たちが願い事をするイベント『キット、願いかなう 青春の流れ星天体ショー』を西宮市立甲子園浜野球場で開催。春のセンバツに2度出場し(1993年・94年)、プロ入り後は阪神タイガースで活躍した赤堀さんをゲストに招いたトークショーなどを行なった。

「キット、願いかなう青春の流れ星天体ショー」に野球少年たちが集まった

高校野球時代の練習を思い出す白いキャップをかぶって登場した赤堀さん。高1の夏はベンチ入りできずにスタンドから応援したエピソードを明かし、「どちらかというとプロ野球選手になりたいというよりも甲子園に出たいというのが先でした。そっちが目標というか夢に近く、その先にプロがあると思っていました」と懐かしそうに振り返った。

甲子園出場は果たしたものの、実は赤堀さんに甲子園のいい思い出はない。2度の出場で、2度とも赤堀さんのタイムリーエラーで敗退したからだ。当時は苦しい気持ちにもなっただろうが、今年で41歳を迎えた赤堀さんや当時のチームメートにとって、それはもう青春時代の1ページにすぎない。

「今では笑えるんです。高校の野球部で毎年集まるのですが、笑い話で済まされる。逆にみんなが、甲子園ではエラーしたけど、赤星がいなかったら甲子園には行けなかったからと言ってくれますし、そういう意味でも甲子園はスゴくいい場所です」

緊張で普段の練習の成果を出せずに終わった甲子園。だが、球児にとって夢の大舞台に立てた記憶を「あそこの場に立てるのは野球人として最高の幸せです」と懐かしむ。

野球少年の質問に赤星憲広さん(右)がアドバイス

イベントに集まった野球少年たちに、少年時代の自分がしていた練習として素振りを勧めた。「ノルマを100本とか200本とか決めるのではなく、5本でもいいから集中して5本振る。それを毎日継続する」と小さな努力の積み重ねが大切と伝える。

トークショー後には『流れ星天体ショー』が実施された。甲子園上空に現れた“人工流れ星”の正体はプロのスカイダイバーによる“ナイトスカイダイビング”だ。イベントのために開発した発行装置を身につけたスカイダイバーが夜空を舞った。赤星さんは流れ星を見て、「みんなで願いを込めることで全員の想いがひとつになると思います」と語った。

今年も夏の甲子園では、野球を「やる側」も「観る側」も笑顔になれる熱戦が繰り広げられている。

「キット、願いかなう青春の流れ星天体ショー」が開催

「キット、願いかなう青春の流れ星天体ショー」が開催

「キット、願いかなう青春の流れ星天体ショー」に元プロ野球選手の赤星憲広さん(右)

「キット、願いかなう青春の流れ星天体ショー」に元プロ野球選手の赤星憲広さん(右)

「キット、願いかなう青春の流れ星天体ショー」が開催

「キット、願いかなう青春の流れ星天体ショー」が開催

「キット、願いかなう青春の流れ星天体ショー」が開催。流れ星の正体はスカイダイバー(右)

「キット、願いかなう青春の流れ星天体ショー」が開催。流れ星の正体はスカイダイバー(右)

「キット、願いかなう青春の流れ星天体ショー」が開催

「キット、願いかなう青春の流れ星天体ショー」が開催