定年間近の安田隆行調教師が、サンライズロナウド(牡5)で阪急杯(4歳上・GIII・芝1400m)の3年連続4勝目を狙う。  安田隆行調教師はこれまでJRAで965勝を挙げている。さすがは短距離王国と言われるだけあって、重賞59勝のうち、…

 定年間近の安田隆行調教師が、サンライズロナウド(牡5)で阪急杯(4歳上・GIII・芝1400m)の3年連続4勝目を狙う。

 安田隆行調教師はこれまでJRAで965勝を挙げている。さすがは短距離王国と言われるだけあって、重賞59勝のうち、マイル以下で45勝。もちろん、阪急杯も得意レースの一つだ。これまでに延べ12頭を送り込み、13年のロードカナロア、22年のダイアトニック、23年のアグリで3勝している。

 今年はサンライズロナウドで参戦する。デビュー当初はダートで走っていたが、昨春から芝中距離路線へ。さらに昨年末から短距離路線に切り替えて、ようやく軌道に乗った。転向2戦目の新春Sで準オープンを卒業。さらに重賞初挑戦となった前走のシルクロードSでも4着に食い込み、重賞でも通用する力を示した。

 レースぶりから一目瞭然だが、前進気勢が非常に強く、5走前から追い切りなしで仕上げられている超個性派。試行錯誤の末に見つかった独自の調整法で、どこまで上り詰めることができるか。定年直前でのタイトル獲得となれば、トレーナーにとっても忘れられない1勝となるに違いない。