2月19日に更新される男子テニスのATP世界ランキングで、史上初めてトップ10から片手バックハンドを利用する選手がいなくなる。テニスではラケットを持つ手の反対側へきた球を打つ際にバックハンドを利用する。バックハンドには、ラケットを持つ片腕…

2月19日に更新される男子テニスのATP世界ランキングで、史上初めてトップ10から片手バックハンドを利用する選手がいなくなる。
テニスではラケットを持つ手の反対側へきた球を打つ際にバックハンドを利用する。バックハンドには、ラケットを持つ片腕でのみでボールを打つ片手バックハンドと、両腕でラケットを持ちボールを打つ両手バックハンドの大きく2種類がある。
テニスでは創成期から長らく片手バックハンドが主流となっていたが、時の流れとともにフォームが安定しやすく力を伝えやすい両手バックハンドを多くのプレーヤーが利用するようになっていった。
ATP世界ランキングは1973年8月23日に初めて発行され、当時の世界ランクトップ10のうち9選手が片手バックハンドでプレーしていた。当時のトップ10で両手バックハンドを利用していたのはJ・コナーズ(アメリカ)ただ一人だった。
そこから時は流れ、徐々に男子プロテニス界でも片手バックハンドの選手は減っていく。それでも、元世界ランク1位のR・フェデラー(スイス)など片手バックハンドを利用する選手もおり、そのダイナミックさや優雅さにファンは魅了されてきた。
現在(2月12日付)のATP世界ランキングトップ10のうち片手バックハンドを利用するのは世界ランク10位のS・チチパス(ギリシャ)のみ。しかし、17日に行われたツアー大会の結果により、2月19日に更新される世界ランキングでチチパスが2019年3月から守り続けてきたトップ10から陥落することが決まった。
これにより約50年半のATP世界ランキング史上初めて、トップ10から片手バックハンドを利用する選手が消滅した。
なお、トップ20内ではチチパスの他にG・ディミトロフ(ブルガリア)が片手バックハンドを利用している。
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