男子テニスのABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)は17日、シングルス準決勝が行われ、第1シードのJ・シナー(イタリア)が世界ランク29位のT・フリークスポール(オランダ)を6-2,6-4…

男子テニスのABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)は17日、シングルス準決勝が行われ、第1シードのJ・シナー(イタリア)が世界ランク29位のT・フリークスポール(オランダ)を6-2,6-4のストレートで破り、決勝進出を果たした。今季シナーは11戦負けなしでここまで勝ち進んでいる。
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22歳で世界ランク4位のシナーは先月の全豪オープンで四大大会初タイトルを獲得。準決勝では第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)、決勝ではD・メドベージェフを下してトロフィーを掲げた。
今大会は全豪オープン以来のツアー参戦となったが、1回戦で世界ランク66位のB・ファン・デ・ザンスフルプ(オランダ)、2回戦で同70位のG・モンフィス(フランス)を破り8強入りした。準々決勝では元世界ランク3位のM・ラオニッチ(カナダ)と顔を合わせたがラオニッチが第2セット途中で棄権したためベスト4進出となった。
準決勝、シナーは7本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに81パーセントの高い確率でポイントを獲得。地元の声援を受けるフリークスポールに6度のブレークポイントを与えたがこれをすべてセーブする粘りを見せると、リターンゲームでは3度のブレークに成功し1時間21分で勝利した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはシナーのコメントが掲載されている。
「今日は事前の練習でコートの感触を確かめ、リズムをつかむために、強度を高く保とうとしたんだ。ロッテルダムの決勝でプレーできることをうれしく思っているよ」
ツアー12勝目のかかる決勝では第5シードのA・デ ミノー(オーストラリア)と対戦する。デ ミノーは準決勝で第6シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)をストレートで下しての勝ち上がり。
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