TEAM123456789計高校日本代表0000000000大学日本代表00032003X8(大)下村、草加、武内、○上田大、細野、岩井、木村、古謝、蒔田、常廣―進藤、宮崎恭、有馬◇(二塁打)宮下(三塁打)中島(本塁打)上田希2ラン(5回)…

TEAM
高校日本代表
大学日本代表
(大)下村、草加、武内、○上田大、細野、岩井、木村、古謝、蒔田、常廣―進藤、宮崎恭、有馬
◇(二塁打)宮下(三塁打)中島(本塁打)上田希2ラン(5回)

 7月に日米野球優勝を果たした侍ジャパン大学日本代表(大学日本代表)と、8月31日より台湾で開催されるU-18ベースボールワールドカップに出場する侍ジャパン高校日本代表(高校日本代表)による壮行試合が東京ドームにて開催された。早大からは熊田任洋副将(スポ4=愛知・東邦)が選出。先週まで全国高等学校選手権大会を沸かせた多くの球児を擁する高校日本代表と対戦した。


集合写真に入る熊田(写真中央)

 9番二塁で先発出場した熊田は、3回の第一打席に高校日本代表2番手投手・森煌誠(徳島商)と対峙する。4球目を外野に放つも、右翼手の好守にはばまれ右飛に終わった。続く第二打席は大学日本代表が先制した4回、8番の中島大輔(青学大)が三塁打を放ち、2死三塁の場面で回ってくる。熊田は初球を中前に弾き返し、追加点となる適時打を放った。6回に宮下朝陽(東洋大)が二塁の守備に入り、熊田はここで交代。熊田は2打数1安打1打点の成績を収め、大学日本代表の勝利に貢献した。


4回に適時打を放つ熊田

 試合は両チームの投手が好投を続ける中、4回に5番・上田希由翔(明大)、6番・進藤勇也(上武大)の連打で1死二、三塁のチャンスを作る。続く7番の渡部聖弥(大商大)が犠飛を放ち先制する。中島、熊田も続き4回に3点を先制した。5回には2死一塁の場面で上田希が右翼スタンド中段に2ランを放ち、追加点を獲得。さらに、8回には宮下の適時二塁打、佐々木泰(青学大)、宗山、西川史礁(青学大)の三連打でダメ押し点を加えた。

 投手陣は下村海翔(青学大)が先発し、計10人が登板。多くの投手が150キロ超えの力ある直球を投げ、高校生を圧倒した。その中でもインパクトを残したのが5回に登板した細野晴希(東洋大)。自己最速となる158キロの直球を中心に2者連続三振を奪う圧巻の投球を見せた。最終回は常廣羽也斗(青学大)が締め、高校日本代表を3安打に封じ込んだ。


宮崎恭輔(ともに慶大)と写真を取る熊田

 日米野球、そしてこの壮行試合を終え、大学日本代表の試合を終えた熊田。主戦場とする二遊間には多くの有名選手がいる中でスタメン出場、そして1安打1打点の活躍を見せ勝利に貢献した。2週間後には熊田のラストシーズンが始まる。東京六大学秋季リーグ戦でもこの活躍を見せてくれるはずだ。

(記事 田中駿祐、写真 近藤翔太)