女子テニスのカタール・トータルエナジー・オープン(カタール/ドーハ、ハード、WTA1000)は16日、シングルス準決勝が行われ、第3シードのE・ルバキナ(カザフスタン)が世界ランク32位のA・パブリュチェンコワを6-2, 6-4のストレー…

女子テニスのカタール・トータルエナジー・オープン(カタール/ドーハ、ハード、WTA1000)は16日、シングルス準決勝が行われ、第3シードのE・ルバキナ(カザフスタン)が世界ランク32位のA・パブリュチェンコワを6-2, 6-4のストレートで破り、大会初の決勝進出を果たすとともに2週連続の優勝に王手をかけた。なお、試合後にルバキナが打ち込んだサインボールに反応したファンが取りに行く際に手すりを乗り越え落下するという事態が発生した。
>>【動画】サインボールにファンが反応、手すりを乗り越え落下<<
>>シフィオンテクとルバキナが決勝へ ドーハ組合せ<<
今季は1月のブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、WTA500)、前週のムバダラ・アブダビ・オープン(アラブ首長国連邦/アブダビ、ハード、WTA500)で優勝し既に2勝を挙げている24歳で世界ランク4位のルバキナ。今大会では初戦となる2回戦で同57位のヂュー・リン(中国)、3回戦で第16シードのE・ナヴァッロ(アメリカ)、準々決勝で同38位のL・フェルナンデス(カナダ)を下し4強入りした。
世界ランク32位のパブリュチェンコワと顔を合わせたこの日の第1セット、開始からサービスキープを続けると第5ゲーム、ルバキナは強烈なバックハンドウイナーを決めブレークに成功。第7ゲームでは鋭いリターンエースを披露し2度目のブレークを奪って先行する。
続く第2セット、第1ゲームでブレークに成功したルバキナ。第4ゲームでは6度のブレークポイントを凌ぐと直後の第5ゲーム、リターンエースを沈めて2度目のブレークを奪う。第8ゲームでは1度ブレークを返され、サービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲームでは1度のブレークポイントを握られるも凌ぐと2本目のマッチポイントをものにし1時間29分で勝利した。
この試合の終了後、テニスでは恒例行事であるサインボールを打ち込む際に問題が起きた。ルバキナが打ち込んだボールにはファンが反応し、手すりを越えて落下している。
勝利したルバキナは決勝で第1シードのI・シフィオンテク(ポーランド)と対戦する。シフィオンテクは準決勝、対戦予定だった世界ランク59位のKa・プリスコバ(チェコ)が試合前に棄権したため勝ち上がりを決めた。
女子テニス協会のWTAは公式サイトにルバキナのコメントを掲載しシフィオンテクとの決勝について次のように語った。
「私たちはお互いのことをよく知っていると思うし、もちろん研究して分析しようとしている。今のところは自分の思い通りに進んでいるけど、彼女は本当に良いプレーをしている。彼女は私より少しばかりフレッシュだと思うだけど、私にとってこの2週間はとてもポジティブだったので、明日は自分を追い込んでどうなるか見てみるつもりよ」
「私にとって最も重要なことは、フィジカルを回復しようとすることだ。彼女(シフィオンテク)との対戦ではフィジカルが重要だからね。彼女はあらゆるポイントで戦ってくる。私はアグレッシブさを維持して自分のゲームをプレーする必要があるわ」
両者は過去に4度対戦しており、ルバキナの3勝1敗。初対戦となった2021年のオストラヴァ・オープン(チェコ/オストラヴァ、ハード、WTA500)ではシフィオンテクが勝利したものの、その後はルバキナが3連勝。直近では昨年5月のBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、WTA1000)準々決勝で対戦しており、シフィオンテクが途中棄権したためルバキナが勝利している。
【ディアドラ】3年ぶり日本再上陸
公式ストア限定で最新ウエア&シューズを発売中。