「世界水泳ドーハ2024」14日目が2月15日に行われ、競泳・男子200m個人メドレー決勝に出場した瀬戸大也は、1分57秒54で4位だった。金メダルは1分56秒64でフィンレイ・ノックス(カナダ)が獲得した。16歳の注目選手・張展碩(中国…
「世界水泳ドーハ2024」14日目が2月15日に行われ、競泳・男子200m個人メドレー決勝に出場した瀬戸大也は、1分57秒54で4位だった。金メダルは1分56秒64でフィンレイ・ノックス(カナダ)が獲得した。16歳の注目選手・張展碩(中国)は1分59秒17で8位に終わったものの、貫禄たっぷりの入場シーンが話題を呼んだ。
29歳の瀬戸を最年長に、20代の精鋭が並んだ決勝。その中に唯一の10代として名を連ねたのが張展碩だった。準決勝では1分58秒98で自己ベストをマークし、堂々の決勝戦へ。大音量のダンスミュージックが会場中に響き渡る中、一番に名前をコールされ入場した。
まず目を引いたのはその出で立ち。大会に登録されている公式写真ではまだ少年の面影を残す優しい表情ながら、それを隠すように真っ黒なダウンコートのフードですっぽり頭を覆い、目元には早くもゴーグルを装着。プールサイドに入場するやいなや、その姿を捉えようと近づくカメラを指さしポーズを決めてみせた。16歳とは思えぬ貫禄十分の登場シーンに、解説者も「16歳、この選手ちょっと注目したいところですよね!」。さらに、「これから力をどんどん発揮してきそうな雰囲気ですね」と次世代を担う新鋭の存在をに目を奪われた様子だった。
試合では、東京五輪銀メダリストのダンカン・スコット(イギリス)らに圧倒される形でやや出遅れ、必死の追い上げも8位でのフィニッシュとなった。決勝では思うような結果が出なかったものの、どんな大舞台でも物怖じしないメンタルと、堂々たる泳ぎは今後の飛躍を期待させる十分なものだった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)