「世界水泳ドーハ2024」13日目が2月14日に行われ、競泳・男子800m自由形決勝では、ダニエル・ウィフェン(アイルランド)が7分40秒94のタイムで金メダルを獲得した。終盤までトップを争ったグレゴリオ・パルトリニエリ(イタリア)は、7…
「世界水泳ドーハ2024」13日目が2月14日に行われ、競泳・男子800m自由形決勝では、ダニエル・ウィフェン(アイルランド)が7分40秒94のタイムで金メダルを獲得した。終盤までトップを争ったグレゴリオ・パルトリニエリ(イタリア)は、7分42秒.98で銅メダルを獲得。2021年に行われた東京五輪・銀メダリストの実力を見せたが、このパルトリニエリの泳ぎが、なんともヒヤヒヤものだった。
パルトリニエリは800m、1500mという中距離の自由形で世界的に活躍している選手。2016年のリオデジャネイロ五輪では1500mで金メダルも獲得している。29歳ながらその力は健在で、今夏に行われるパリ五輪でもメダルの有力候補に数えられていている。
パリ五輪の前哨戦となった今回の世界水泳。レースは1レーンにパルトリニエリ、5レーンのウィフェンなど、有力選手がバラバラのレーンに分かれるという珍しい状況に。それぞれが自分のペースを信じて泳ぎ続ける中、国際映像が横視点ではなく、各選手を天井から見下ろすようなアングルになった際、特徴的な動きが発見された。
パルトリニエリは2レーンを右側に見て泳ぐ際、なぜかコースロープぎりぎりのところを泳ぎ、逆に2レーンを左側に見て泳ぐ際は、ほぼレーンの中央を泳いでいた。右側に顔を上げて息継ぎをするだけに、右側に相手選手が見える場合には、自然と寄っていったのだろうか。多少寄り気味というレベルではなく、今にも腕がコースロープに引っかかりかねないという“ぎりぎり泳法”だった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)