人気も実力も超一流のメイケイエール(牝6、栗東・武英智厩舎)が、京都牝馬ステークス(4歳上・GIII・芝1400m)で重賞7勝目を狙う。  メイケイエールは父ミッキーアイル、母シロインジャー、母の父ハービンジャーの血統。祖母のユキチャン…

 人気も実力も超一流のメイケイエール(牝6、栗東・武英智厩舎)が、京都牝馬ステークス(4歳上・GIII・芝1400m)で重賞7勝目を狙う。

 メイケイエールは父ミッキーアイル、母シロインジャー、母の父ハービンジャーの血統。祖母のユキチャンは白毛馬として史上初めて重賞を制したアイドル。近親にはソダシやママコチャ、ハヤヤッコなどの活躍馬が並ぶ。ここまで18戦7勝。20年に小倉2歳SとファンタジーS、21年にチューリップ賞、22年にシルクロードS、京王杯SC、セントウルSを制覇。実力はもちろん、その個性的な走りも相まって、人気が沸騰し異例の写真集を発売もあった。ただ近6戦は元気なく、馬券圏外に終わっている。

 明けて6歳。しのぎを削った同期の牝馬の多くは引退した。近走内容から衰えを指摘する声もある。とはいえ、実際はどうだろうか。調教では相変わらず好時計をマーク。振り返れば昨秋のスプリンターズSは0秒4差の5着。続く前走のBCフィリー&メアスプリントは初ダートが堪えて最下位の9着に大敗したが、この一戦で見限るのは早計ではないか。再び芝に戻る今回、巻き返しがあっても何ら不思議ない。

 ここで1年5カ月ぶりのタイトルを手にするとともに、復活をアピールできるか。大目標となる3月の高松宮記念に向けて、何としても結果がほしい一戦となる。