守備面での課題を指摘される吉田は今季、DHでの出場が増えそうな気配だ(C)Getty Images  メジャー2シーズン目の戦いに臨む、レッドソックスの吉田正尚。昨季は新たな環境の中、140試合に出場し、打率.289、…

 

守備面での課題を指摘される吉田は今季、DHでの出場が増えそうな気配だ(C)Getty Images

 

 メジャー2シーズン目の戦いに臨む、レッドソックスの吉田正尚。昨季は新たな環境の中、140試合に出場し、打率.289、15本塁打、72打点の成績を残した。一時は首位打者争いにも加わるなど、打線の中でも存在感を示した。今季も中軸として、チームに勝利を呼び込むバッティングが期待されている。

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 その中で、米国内では吉田の起用法について、今季は主に指名打者としての出場となるなどと報じられている。レッドソックスのアレックス・コーラ監督が吉田の指名打者起用を示唆したと、米スポーツメディア『Fan Nation』が伝えた。

 現地時間2月13日に配信となった、同メディアのトピックの中で「ヨシダがDHで多く打席に立つだろう」と語ったとする、コーラ監督の意向を紹介。その上で同メディアは、昨年の吉田の成績を振り返りながら、「この30歳のスタッツラインはスラッガーとは言い難いが、DHの役割となることには無数の理由がある」と指摘している。

 同メディアは「まず、日々のヨシダのプレーを見ていると、時々ガス欠状態になっていた。外野守備に就かず、足を休める時間を増やすのは、彼にとって素晴らしいことだ」として、シーズンを通してスタミナを維持し、パワーが安定すると主張。

 また、昨季課題となった守備スキルにも言及。「ヨシダは決して優れた外野手ではない」と論じながら、「昨シーズンのレッドソックスの守備は歴史的に悪く、ヨシダもその一因だった」と強調。「彼をフィールドから外し、左翼守備で少なくともリーグ平均の成績を残すことができれば、チーム全体の守備は著しく向上するだろう」と見通している。

 吉田への冷静な見解が並ぶ今回のトピックでは、チームが新たな外野手の獲得を目指していることなども記されている。プレーオフ出場を目指すレッドソックのチーム事情もある中で、吉田の守備機会は昨季よりも減ることは間違いなく、今季は打撃面でより高い数字が求められることも明らかだ。

 2024年は吉田にとって、バットマンとしての真価が問われるシーズンと言えるだろう。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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