度会はアピールを続けている(C)産経新聞社 DeNAのドラフト1位ルーキー・度会隆輝(ENEOS・21)が目指す開幕一軍に向け、着実に歩みを続けている。 2月15日に行われる日本ハムとの練習試合(宜野湾)では「3番・右翼」で先発出場…

度会はアピールを続けている(C)産経新聞社

 DeNAのドラフト1位ルーキー・度会隆輝(ENEOS・21)が目指す開幕一軍に向け、着実に歩みを続けている。

 2月15日に行われる日本ハムとの練習試合(宜野湾)では「3番・右翼」で先発出場することを三浦大輔監督が明言。すでに10日の紅白戦と11日の中日戦では1番を経験。今回は中軸をテストされるなど、着実に階段を上がっている。

【愛甲猛さん登場】HR20本打つ!?横浜高校の後輩「DeNA度会隆輝」選手の打撃を徹底分析!

 即戦力ルーキーとも期待される度会に対しては球界内からも様々な考察の声があがっている。

 元西武、巨人で活躍、引退後は楽天の監督、巨人の打撃コーチなども務めた大久保博元氏が2月12日に自身のYouTubeチャンネルに「【愛甲猛さん登場】HR20本打つ?横浜高校の後輩「DeNA度会隆輝」選手の打撃を徹底分析!」と題した動画を更新。

 度会の母校、横浜高校の先輩であり元ロッテの愛甲猛氏をゲストとして招き、今季の度会の打撃成績を占っている。

 まず度会の打撃映像を見ながら、大久保氏は「度会、いいですね!」と第一声。愛甲氏は「高校時代にうまさはあったけど、社会人に行ってからパワーがついたよね」と話した。

 その上で打撃フォームについては「オレ的にはすごくいいが、足を高く上げて打っている。足を上げる打者は(投手がタイミングを)崩しにいきやすい。プロのピッチャーは崩し方が社会人とは違ってくる。そこで迷ってこなければいいな」とプロの壁を予想する場面も。

 気になるルーキーイヤーの本塁打数については「(本塁打は)20本は打つかな」とコメント。大久保氏から新人王の可能性を問われると「野手で新人王を取るには最低でも打率・280は打たないと。(・280)はいけるんじゃないか」とタイトル奪取の可能性は十分にあるとした。

 その上で社会人野球出身の度会に対し「社会人(野球)よりもストライクゾーンに戸惑いが出てくるかも」とプロの世界にいかにアジャストできるかを課題にあげた。

 最終的には「ホームランバッターにはならないと思う。どちらかというと、アベレージ」と話した。タイプ的にはソフトバンクの安打製造機、昨季のパ・リーグ本塁打、打点王でもある近藤健介の名前をあげ、ルーキーイヤーからの活躍を願う姿勢を見せていた愛甲氏。

 今後、オープン戦などの実戦を経て、さらに起用法なども固まってくると見られている。根っからの明るさも評価されている、チーム起爆剤としての期待もかかりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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