今年、ラグビー早慶戦が100回目を迎える。この記念すべき節目の試合を盛り上げようと、ラグビー蹴球部を始め、応援部、競技スポーツセンター学生プロジェクトVIVASEDAがラグビー早慶戦応援ツアーを企画した。そのツアー第1回目となる事前レクリ…
今年、ラグビー早慶戦が100回目を迎える。この記念すべき節目の試合を盛り上げようと、ラグビー蹴球部を始め、応援部、競技スポーツセンター学生プロジェクトVIVASEDAがラグビー早慶戦応援ツアーを企画した。そのツアー第1回目となる事前レクリエーションが、10月20日に行われ、川﨑太雅(スポ4=東福岡) 、島本陽太(スポ4=神奈川・桐蔭学園) 、藤井将吾(スポ4=大阪・早稲田摂陵)、小野史裕(スポ3=東京・本郷) が登壇。また、同時に早稲田キャンパス3号館前では各体育会が集った『早稲田スポーツ アニバーサリーステージ(アニバーサリーステージ)』が開催され、岡﨑颯馬副将(スポ4=長崎北陽台)、永嶋仁副将(社4=東福岡) が参加し、ラグビー早慶戦に向け意気込みを語った。
スライドの資料を丁寧に説明する小野
事前レクリエーション第1回目は、司会を務めた小野からラグビーのルールや、関東大学対抗戦の仕組み、早慶戦の歴史などが紹介された。「この機会を生かすべく、皆さんに興味をもってもらえるように精一杯準備してきた」(小野)と、会場にいた参加者に流暢な説明で詳しく語った。また、早慶戦のポイントとして川﨑は、「スクラムに注目してほしいです!」とこれまで早大が強化してきたセットプレーを挙げた。また、藤井は「校歌を手振りと一緒に歌ってくれると嬉しいです。すごいプレーには敵味方関係なく賞賛してほしいです」と応援を呼びかけた。最後は質疑応答が行われ、選手は参加者との交流を楽しんだ。
ラグビー観戦が初めてという参加者からの質問に答える藤井
一方、早稲田大学キャンパス3号館前では、アニバーサリーステージが行われた。昼休みに行われたこのステージは、応援部による第一応援歌『紺碧の空』で幕を開け、多くの学生が足を止めた。早慶戦を控える体育会各部からの告知に移るとラグビー蹴球部の副将2人が中央に登場し、永嶋が代表して、11月23日に行われる記念すべき100戦目のラグビー早慶戦に向けて意気込みを語った。観客の声援が力になること、新国立競技場で行われることなどを盛り込み、多くの学生に早慶戦の魅力を伝えた。
アニバーサリーステージにて意気込みを語る永嶋(左)と岡﨑
この応援ツアーの事前レクリエーションは全3回で構成され、残す第2回目は10月23日、第3回目は11月13日に早稲田キャンパス26号館にて行われる予定だ。「プロのスポーツとは違った学生スポーツならではの良さ、早慶戦ならではの良さがある。ぜひ勇気をだして会場に来て応援してほしい」と藤井が語るように、いち早大生として両校のプライドがぶつかる伝統の戦いを国立競技場で見届けようではないか。来たるラグビー早慶戦100回目に向け、選手たちの活動は続く。
(取材 川上璃々、濱嶋彩加、清水浬央、村上結太)
コメント
永嶋仁副将(社4=東福岡)
――多くの観客の前で話すことは滅多にない機会だったと思いますが、いかがでしたか
少し緊張はしましたが、やはりラグビーの早慶戦というものをコロナ禍以降、学生の方々にあまり観に来ていただけていないので、今年は100戦目ということもあって、皆さんに来ていただけたらという思いで話をさせていただきました。
――様々な部活のパフォーマンスをご覧になっていかがでしたか
生で見るととても迫力があって、かっこいいなと思いました。
――100戦目という節目の早慶戦に対して、何か特別な思いはありますか
100年続いてきた特別な早慶戦だとは思うのですが、試合に対しては特に特別だとは思わずに、しっかり一つ一つ目の前の試合に勝ちたいと思っています。
――最後に早慶戦への意気込みをお願いします
伝統ある早慶戦で試合できることに感謝して、しっかり勝って、大学日本一という目標に近づきたいと思います。
岡﨑颯馬副将(スポ4=長崎北陽台)
――他部活とのステージはいかがでしたか
いろいろな部活の方々が早慶戦を控えていて、自分たちも盛り上がっていますが、大学として早慶戦がここまで盛り上がるものなのだと実感することができました。
――応援部から目の前で応援を受けて、心境はいかがでしたか
すごく嬉しいなというのが率直な感想です。たくさんの方に応援されている中でこうやって応援部の方々に直接応援される機会は少ないので、すごく貴重な経験でしたし、より早慶戦に対して頑張ろうと思える経験になりました。
――次戦、帝京大戦に向けての意気込みをお願いします
今シーズンの一番のターゲットゲームだと思うので、それに向けてしっかりいい準備をすることと、勝つという思いをしっかり持って試合に挑みたいと思います。
小野史裕(スポ3=東京・本郷)
――本日がレクリエーション第1回目となりますが、どのようなお気持ちで迎えられましたか
記念すべき100回目の大会のレクリエーションに携わることができるのは、なかなかない貴重な機会だなと思いました。この機会を生かすべく、皆さんに興味をもってもらえるように精一杯準備してきました。
――実際に会場の雰囲気はいかがでしたか
皆さんラグビーを見たことのない方が大半でしたが、逆に見たことのない方が来ていただけるのは、すごい嬉しかったです。興味を持ち、初めてのラグビー観戦に早慶戦を選んでいただいたということで、皆さんを後悔させないようなゲームをしなければいけないなと、改めて気の引き締まる思いになりました。
――では、来週以降の2回目、3回目のレクリエーションに向けて一言お願いします
本日と同様、皆様に興味をもっていただけるように、足を運ぶきっかけになってもらえればと思いますので、来週以降もしっかり準備していきたいです。
藤井将吾(スポ4=大阪・早稲田摂陵)
――レクリエーションお疲れさまでした。緊張はされましたか
北風祭のMC経験があったので、あまり緊張しませんでした。
――先ほど、『プレー中の歓声』について参加者の方と質問の受け答えをされていましたが、実際プレー中に観客の声は聞こえますか
正直、プレーが続いている時は集中しているので、歓声というよりは味方の声を聞いているので聞こえずらいところはあります。ですが、トライを取った時や良いプレーが起こった後、試合が止まった時には観客の皆さんの声もよく聞こえます。なので早稲田の応援が多いと嬉しいです!
――国立で行われる早慶戦、早明戦に行くか迷っている学生にメッセージをお願いします
ワールドカップが開催していることから、世の中ではラグビーの熱が高まっている中で、学生スポーツならではの良さ、プロのスポーツとは違った良さがあり、早慶戦ならではの良さがあるので、ぜひ勇気をだして会場に来て応援してほしいと思います。よろしくお願いします。
川﨑太雅(スポ4=東福岡)
――今日の感想をお願いします
早慶戦に対して興味を持って来てくださる方がいるのは、とても嬉しいことだなと改めて感じました。
――今日どのような思いで参加されましたか
今日は早慶戦の良さを知ってもらえたらいいなと思いながら説明してました。
――早慶戦の見どころを教えてください
これまでの試合でしっかりFWでモールトライやスクラム起点でトライを取れているので、慶應のFWには絶対勝つという気持ちを持って、FW勝負では絶対に負けません。
――早慶戦に来てくださる方へのメッセージをお願いします
国立の試合ということで素晴らしいスタジアムで試合させていただけるので、スタジアムの感じも味わいながら、早慶戦という伝統のある試合を楽しんでほしいです!