今季は打者専念となる大谷のパフォーマンスが注目される(C)Getty Images 大谷翔平のドジャースイヤーがいよいよ幕を開けた。キャンプイン4日目となった2月12日(現地時間13日)には早速屋外でのフリー打撃を開始。驚愕の140…

今季は打者専念となる大谷のパフォーマンスが注目される(C)Getty Images

 大谷翔平のドジャースイヤーがいよいよ幕を開けた。キャンプイン4日目となった2月12日(現地時間13日)には早速屋外でのフリー打撃を開始。驚愕の140メートル弾を披露するなど、順調な調整を続けている。

 今オフは移籍先をめぐっても多くの注目、話題を集めた。そんな大谷を長年現地で取材をしてきたスポーツライターの斎藤庸裕氏がスポーツアンカー・田中大貴氏のYouTubeチャンネル「アスリートチャンネル」に出演。

【動画】大谷担当記者がズバリ!今季の大胆成績予想!

 自身の取材から見えた移籍の裏側、さらには今季の予想について語った。スポーツ新聞社勤務を経て、大谷がメジャー移籍をした2018年からフリー記者として現地での取材を続けている斎藤氏。大谷の移籍を巡っては、移籍先に関して様々な報道がされていたが、斎藤氏いわく、大方の予想がドジャースだったという。

 また大谷は昨年9月、右ひじのじん帯を修復する手術を受けた。今シーズンの大谷は手術の影響で、打者に専念することが確実とされている。その中で、気になるのは、どこまで打者としての成績を残すかということ。

 昨年は二刀流出場を続けながら44本塁打、打率・304、95打点と驚異的な成績を残し、日本人選手としては初となるアメリカンリーグのホームラン王にも輝いた。中でも圧巻だったのは、昨年7月27日(日本時間28日)にタイガース戦のダブルヘッダーで見せたパフォーマンスだった。第1試合でメジャー初の完封勝利を成し遂げ9勝目をマークすると、第2試合で2打席連続ホームランを記録し、周囲をあっと言わせた。

 それだけに、打者専念となる2024シーズンは、どれほどの成績を残すのかと、大きな注目が集められている。過去最高のパフォーマンスを残すという見方もある中で、斎藤氏は、「個人的に」と前置きしながら、一刀流となる今シーズンにある懸念を持っていると話した。

 18年オフにも右ひじのトミー・ジョン手術を行った大谷は19年も打者専念のシーズンを送っている。その年は前年度の22本塁打から4本減り、18本塁打となった。その際に本人は「二刀流のリズムがある」と話していたとした上で、打者出場のみとなれば、自身のリズムが崩れ、逆に結果を残せない可能性にも言及した。とはいえ斎藤氏いわく当時は左膝にも不安があったが、現時点ではその点はクリアになっていることで、「(19年にはできなかったことが)今回はできるのではないかと思う」と最終的にはキャリアハイの成績を残すことを期待した。

 いずれにせよ、「ユニコーン」と言われ、人々の予想を遥かに上回る異次元の活躍を残してきた大谷には今季も多くの期待が寄せられることは間違いない。

「ドジャース・大谷」として新たにどうキャリアを築くのか、今後も楽しみとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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