「世界水泳ドーハ2024」8日目が2月9日に行われ、アーティスティックスイミング(AS)チームフリー決勝では、予選2位の日本が315.2229点で銀メダルを獲得、今夏のパリ五輪の出場権も獲得した。五輪には7大会連続出場中で、メダルの期待も…
「世界水泳ドーハ2024」8日目が2月9日に行われ、アーティスティックスイミング(AS)チームフリー決勝では、予選2位の日本が315.2229点で銀メダルを獲得、今夏のパリ五輪の出場権も獲得した。五輪には7大会連続出場中で、メダルの期待も高い競技だけに日本チームの8人も重圧がかかっていたところだが、大きなミスもなく統率の取れた演技でフィニッシュ。出場権確定の瞬間には選手たちからも「よかったー!」と安堵の声が漏れ聞こえた。
【映像】「飛んでキャッチでポーズ!」パリ五輪出場を決めた日本の豪快なアクロバティック
「チェス」をテーマにした日本の演技は、冒頭のアクロバティックを派手に決め、解説者からも「高く飛びました!しっかり回転も決めましたね」と評価されると、その後もタイミングを足技に、コンパクトにまとめた隊形に、勢いのよさも見られるハイレベルのものだった。1度、リフトした選手がうまく倒立ができずバランスを崩す場面もあったが、最大の見せ場となった大きなアクロバティックでは、演技に合わせて解説からも「飛んでキャッチでポーズ!」と熱のこもったコメント。思いが通じたのか、見事に決めて客席を盛り上がると、そのまま流れに乗ってフィナーレを迎えた。
前に演技を終えていた暫定1位のアメリカも高得点。これを暫定で上回ればメダルが確定、パリ五輪も確定という状況の中、掲示板に暫定1位の表情が出ると、日本の8選手は喜びと安堵のこもった表情に。同じく五輪を決めて大はしゃぎになったアメリカと比べて、8大会連続で五輪出場を決めるという重圧から解放され、ホッとした雰囲気が強く漂っていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)