第2回には、女子部から黒田亜紀主将(スポ4=山梨・富士学苑)と出口華(スポ3=兵庫・凪川)、大森恵花(スポ2=東京・渋谷教育学園渋谷)、姥琳子(スポ1=福岡・修猷館)の4選手が登場。それぞれ学年こそ違うものの、仲睦まじく笑いの絶えない対談…

 第2回には、女子部から黒田亜紀主将(スポ4=山梨・富士学苑)と出口華(スポ3=兵庫・凪川)、大森恵花(スポ2=東京・渋谷教育学園渋谷)、姥琳子(スポ1=福岡・修猷館)の4選手が登場。それぞれ学年こそ違うものの、仲睦まじく笑いの絶えない対談となりました。柔道からプライベートなことまで、普段は見られない選手たちの意外な一面に注目してご覧ください!

※この取材は11月18日に行われたものです。

他己紹介をしてください!

――最初に他己紹介をお願いします

大森 1年生の姥はすごく明るくて、練習中でも周りを盛り上げてくれます。練習とかでやる気が出ない時もあるんですけど、琳子が頑張っている姿を見ると「自分も頑張らないと」と思えるので、早稲田に入ってきてくれてよかったなと思います。

  

 めっちゃいい!!ありがとうございます(笑)。恵花先輩は最初めっちゃ怖そうだなと思ったんですけど、すごい優しくてずっと笑ってるイメージで。あとは、なんか感受性が豊かです。試合に対しての考え方とか一つ一つに集中している姿が本当にかっこよくて、そのギャップが好きです!

出口 やばいやばい、これ最後やばいよ。

黒田 はい!次いきます。

一同 (笑)。

黒田 華ちゃんは一見おとなしそうに見えるんですけど、ド関西人です。実はとっても面白くてめっちゃ喋るけど、柔道になると一気に集中するので、そこがすごくかっこいいです。闘志を内に秘めてるというか、周りにはあまり言わないんですけど、多分緊張とかしつつ頑張るぞって強く思っていて。そういう姿を見てすごいなと思ってます。

出口 亜紀先輩はみんなを引っ張ってくれて、全体に言うこともあるんですけど、一人一人と向き合ってくれるので何でも言える存在です。練習も真剣なんですけど、試合の時もみんなのことを考えて声を掛けてくれたので、すごく頼れる存在です。あと、すっごくかわいいです!

一同 (拍手)。

――黒田主将については下級生のお二人にもお聞きしたいと思います。黒田主将はどのような先輩ですか

 まず、優しいです!本当に優しくて一人一人のことを見てくれているし、言葉でも背中でも語れるタイプというか。亜紀先輩の練習を見ていて「こんな風にやったらいいんだ」と見習うことも多いですね。一緒に練習できた時間は短いんですけど、すごく参考になるというか、かっこいい存在だなと思っています。

大森 自分はすごく自信がないタイプなんですけど、そういう部分も亜紀先輩はよく知っていてくださって。「恵花大丈夫だよ」って試合前にもすごくプラスの言葉を掛けて勇気づけてくれます。日頃からそういう言葉を掛け続けてくれるので、すごく力になっています。

――オフ日の過ごし方を教えてください

出口 オフの日は自然巡りをするのが好きです。登山とか、山の上でプチキャンプみたいなことをしたり、あとは前に公園で一人でサンドウィッチを作って朝活したりしていました。そういうのが一番落ち着くし、リフレッシュですね。温泉とかも好きです。登山は親が好きなこともあって始めて、ずっと小さい頃からトレーニングとしてやっています。

黒田 私は友達と遊ぶか、温泉とかサウナが好きなので入ったりします。あとは食べ物が好きなので、インスタとかで調べてカフェに行ったりもしますね。

 私は起きるまで寝てます。基本的に寝てますね。起きる時間は疲れによって違うんですけど、まだこっちに来て一年も経っていないので、起きたら寮の周りを開拓したりご飯を食べに行ったりしています。あとは減量のために走ってます!

大森 私は友達とご飯食べに行くこともあるし、あとは最近自転車に乗ることにハマってて。

黒田 ママチャリ?

大森 いや、ちゃんとスポーツのを持ってます(笑)。今度早稲田まで自転車で来てみたいなと思っていますね。

――今季途中から西田清二監督(平14第一文学部卒=岡山白陵)が就任されましたが、どのような監督でしょうか

大森 すごく生徒のやりたいことを尊重してくれる監督だと思います。例えば「この大学の練習に行きたい」と言うと「いいよ、行ってこい」みたいな。選手のこと、選手が強くなることを優先して考えてくれる監督です。

「投げる柔道スタイルに…(姥)」

――次に柔道についてお聞きします。みなさんの得意技や柔道スタイルを教えてください

黒田 自分の柔道スタイルは、シンプルに『組んで投げる』ですね。いいところを持ったら、内股とかを出していく感じです。内股を覚えたのが小5くらいなんですけど、ずっとそれを軸に柔道をしています。

出口 得意技は背負い投げと左の袖釣り込み腰と、一本背負いです。スタイルは軽量級ってスピードとかを重視する人が多いと思うんですけど、私はそれよりも力や体幹をメインにした柔道です。あとは、組み手を徹底してやっています。最初はすばしっこい感じだったんですけど、階級を一つ上げてから力を使った柔道に気づいてしまって。そこからスタイルを変えた感じです。

大森 得意技は大外刈りで、スタイルは亜紀先輩と似てるんですけど、先に持って先に掛けて投げ切る感じです。

 私は最近全然掛からなくて練習中なんですけど、背負い投げを得意技って言ってます。スタイルはなりふり構わず技出して、掛からないけど技出してって感じです(笑)。でも、それだと大学では通用しないと気がついたので、これからは技術をもっと磨いて、投げる柔道スタイルにしていきたいなと思います。

  

――試合をする上で「こういう相手は嫌だ」というのはありますか

出口 自分よりも身長が低くて、横に広い感じの人ですかね。力が強くて重心が低いと、自分が得意とする技が背負い投げとかなので、入りにくくて。あとは組み手がゴチャゴチャしてる人が嫌です。身長が高い人の方がやりやすいですね。

  

黒田 苦手なタイプは自分みたいな人で、自分と同じことをされると嫌です。あとは恵花みたいに細いのに力が筋で強いみたいな人は苦手ですね。柔道をやってる人はわかると思うんですけど、身長が高くて手足が長くて、力が強い人がいて。筋の筋肉がすごい人はやりづらくて、逆に身長が低い人や体格がいい人は得意です。

出口 あ、あと私はくねくねしてる人も嫌です。

 あー!わかる、女子特有の感じ。

出口 力は強くないんですけど、筋が通ってないというか。逆に投げにくいんですよね、投げきれなくて。力が強い方がスパーンッて投げられますね。

大森 私は技術や体格というよりも、気持ちの方かなと思います。すごいガツガツ系の、めっちゃ大きな声で「ハァーイ!」みたいなこと言う人。

姥・出口・黒田 いるいる(笑)!!

大森 なんか「え、怖っ」てなっちゃうんですよね。ちょっとオラオラ系の人は苦手です。

 私が戦っている階級はすごく両極端の人が多くて、身長が低くて横に大きい低重心の人とか、手足が長い人とか。私は両方苦手なんですけど、私より身長が低い人もいるし、逆に身長が高くて手足も長い、恵花先輩みたいなスタイルで57キロ級の人もたくさんいます。技を出しても避けられるし、私の得意技も背負い投げなので、逆に身長が低いと入りづらくて苦手ですね。

――試合前に緊張されることはあるのでしょうか

 試合全部!

出口 団体戦よりも個人戦の方が緊張しますね。団体戦の方は周りに仲間がいるから。

黒田 私はあんまり緊張しないです。

出口 確かに、亜紀先輩は落ち着いてるイメージある。

黒田 大学に入ってから、あまり緊張しなくなりましたね。高校の時もあまりしなかったんですけど、高校の時は死ぬほど練習していたので、それなりの自信があったのかなと思います。大学では高校時代ほどの自信はないんですけど、逆に「緊張してやりたいことを出せない方がもったいないな」と感じるようになって。それよりも「別に負けてもいいからやってきたことを全部出して、悔いのない試合にしよう」と思った方が楽だなと気がついて、ずっとそのマインドでやってますね。直前の畳に上がる前はさすがに少し緊張しますけど、それ以外に1週間前からとかは全然緊張しないです。

大森 私はめっちゃ緊張します。トーナメントが出たら、とりあえず「やばいやばいやばい」ってなっちゃいますね。そこからの練習でも緊張するし、試合前もすごくガチガチです。団体の方が周りに仲間がいてくれるので心強いんですけど、個人はすごく緊張してますね。

――前日に眠れなくなるようなことは

大森 私は、2日前にいろいろ気になって寝れなくなっちゃいますね。試合の前日は…。

黒田 寝れるの?(笑)

出口 ほんまや!寝れるの!?

大森 前日は寝たいので、しっかり。

一同 (笑)。

 私は緊張すると夢に出てくるんですよ。それまでは自分が緊張してるって感じることはないんですけど、夢に出てきた時に初めて「あ、やっぱ緊張してるんだ」って思います。試合によって夢に出てくるか出てこないかは変わってくるので、出てきたら緊張を自覚する感じです。でも、最後は緊張してても「まあいっか」みたいになってますね。試合前日が計量なので、計量終わっていっぱい食べたら普通に眠くなって、ぐっすり寝ます。

――どのような夢を見るのでしょうか

 なんか試合してるんですよ、夢で。しかも勝敗がつかないまま目が覚めて。

出口 こわ。

 怖いですよね!だから、もう一回目を閉じて、自分が勝って起きてます。

出口 私は前日まで全く緊張しないですね。試合も当日になっても緊張しない時があるんですけど、開始直前で相手が前に立った時にめっちゃ緊張します。すごくギリギリに緊張しちゃうタイプなんですよね。だから、いつも試合でガチガチになって思うような柔道ができないことが多いので、それを直したいです。亜紀先輩を見習いたいですね。

「悔いはないです(黒田)」

――続いて2023年シーズンの振り返りをお願いします

 大学に入って初めてのシーズンだったんですけど、高校と大学とでは大きく差がある部分があって。力の強さも技術力も全然違うので、自分が想像しているような結果が出せませんでした。来年はいろいろ経験を積んで、今年の自分よりもいい成績を残せるように頑張りたいと思います。

 

大森 今年は一回戦負けが多くて、勝負の世界は難しいなと改めて実感することができた年になりました。正直、今年は負け過ぎちゃってすごく悔しいです。来年は勝てる試合を全部勝って、最後笑顔で終われる一年にできるようにしたいなと思います。

出口 私もあまり納得がいかない一年でした。団体も個人もなんですけど、特に個人はあと一歩のところで講道館杯(講道館杯全日本体重別)に出られなかったり、反則負けとか変な負け方をしてしまったりして。試合でのちょっとしたミスが多くて、惜しいというよりも自分の甘さが出た試合ばかりでした。来年は甘さがない試合をするのと、全国に出たから終わりじゃなくて、全国でも結果を残せるような試合をしたいなと思っています。団体戦は自分が一番上の代になるので、一つでも前の結果を上回れるようにみんなを引っ張って、今年は全国と尼崎に出られるように頑張っていきます。

黒田 私は大学ラストの年だったので出る試合は勝ちたかったんですけど、あまり勝てずに終わってしまいました。だけど、悔いはないです。後悔はしていなくて、自分が出せるものを全て出せたのかなと思います。

――ここからは個別でお聞きします。まず黒田主将から見て、後輩たちはどのような方か教えてください

 うわ、これはやばい。

黒田 後輩たちは本当に個性豊かで、グローバルな子たちが多いです。海外で試合をしたり、ジュニアとして国際試合に出たりする子がいて。なので全員が集まることがあまりなくて、誰かがいない状況が多かったなと思います。でも、集まったらみんなすごく仲が良くて明るいし、練習になったらみんな一生懸命やるような子たちです。そういうオンとオフの切り替えがしっかりできていたなっていうイメージがありますね。でも、団体戦で勝てなかったのは自分もすごく悔しかったので、来年は期待しながら見たいと思います。

出口 え、プレッシャー…。

大森・姥 最後の最後に!!

一同 (笑)。

――講道館杯の振り返りをお願いします

黒田 3回戦くらいで負けて5位決定戦に回ったんですけど、最後勝って終われて良かったなと思います。3回戦も勝ちたかったので悔しさはあったんですけど、初戦から調子は悪くなくて、自分らしい柔道ができたのかなと思えたので良かったなと思います。

――次に出口選手にお聞きします。来季から最上級生となりますが、後輩たちにどのような姿を見せたいですか

出口 一番は亜紀先輩みたいになりたいんですけど、やっぱり尊敬される先輩になりたいです。一人で淡々と動くのではなく、少人数なので、みんなで一つの目標に向かって全力を尽くしたいと思っています。自分が引っ張っていくのも大事なんですけど、亜紀先輩みたいに一人一人と向き合いながら試合に臨めたらと思います。

「去年より自分を知れた(大森)」

――次に大森選手にお伺いします。1年時は環境への慣れが重要だったかと思いますが、2年目の今年から何かできるようになったことはありますか

大森 今年から毎日柔道ノートをつけるようにしています。その日のコンディションとか睡眠の質とか…(笑)。

一同 おぉ〜!

 そんな!?

出口 すごい、本格的すぎん!?

大森 そういうことを毎日メモするようになって、試合の前日に見返して、自分の調子を知ることができるようになりました。去年よりも自分を知れたというか、自分自身と向き合う時間が増えたのかなと思います。

――ノートをつけ始めたきっかけは何だったのでしょうか

大森 今年の3月に強化選手合宿のようなものに参加させてもらって、すごく強い選手たちと一緒に5日間くらい過ごしました。トップの人たちと一緒に生活したことで、自分がすごく刺激をもらった部分があったと思います。「もっと勝ちたいんだったら、自分もこういうことをしないといけないんだな」と考えるようになって、そこから自分を変えようとして書くようにしました。

――続いて講道館杯の振り返りをお願いします

大森 もう、最悪………(笑)。

  

一同 (笑)。

 え、そんなに!?

大森 正直まだ悔し過ぎて、試合をまだ見返してないんですよね。勝つことの難しさを講道館杯で実感しました。講道館杯って大きな大会ですごくベテランの選手とかも出ているので、そういう人たちと同じ場で試合ができたことは貴重なことだと思います。そんな周りの強い選手たちも頑張っているんだから、自分も頑張らないとなと思えた大会でした。

――最後に姥選手にお聞きします。なぜ早大を選択されたのでしょうか

 私はまず東京に来たくて。いろんな大学が東京に集まってるし、一番強い都道府県は東京だし、そこで「自分が一番強くなれる大学はどこだろう」と考えた時に、早稲田に行っている高校の先輩が2人いたんですよね。そこでお話を聞いたら「人が少なくてしっかり柔道を頑張れる環境だよ」と教えてくださった上に、私は「人が多い所だと多分潰れちゃうな」と考えていて。早稲田は少人数だけど、みんな個人個人が強くて努力できる環境だったので、自分に合うかなと思って選びました。

――入部して、高校時代との違いを感じた点はありますか

 一番の違いは一人一人が強くて、個々で考えて柔道と向き合っている点です。私の高校は7割方が初心者だったので、本格的に柔道と向き合うというよりも、みんなで基礎体力から頑張るぞみたいな感じで。それに比べて、早稲田は自分が強くなるためにどうしたらいいかを選手それぞれが考えているので、今もいろんな刺激を受けることができているなと思います。

――高校と大学とでレベルの違いを感じる部分は

 一番は組み手ですね。高校の時は自分が「こういう組み手したい」と思ったら、大体できていたと思います。でも、大学になったら全部読まれるし力も違うので、自分がこうやりたいという所をほぼ持てなくて。そこを練習して、大学レベルの柔道に近づけるように頑張ります。

  

〇〇のここがうらやましい!

――ここからは再びみなさんにお聞きします。部の中で「〇〇のここがうらやましいな」と感じることはありますか

 絶対無理なことでもいいですか?

一同 (笑)。

 亜紀先輩とか恵花先輩みたいに、手足が長かったら良かったのになと思います。

出口 あ、同意!

 なんでも足引っ掛かるじゃん!って思うんですよ。

黒田 逆に引っ掛けられるとこるもいっぱいあるんだよね。

大森 自分はうまく活用できてないですね、それを(笑)。

 いやいや、めっちゃ掛かってますよ!!

大森 自分は琳子なんですけど、琳子は誰に対しても対応を変えないというか。先輩とかでも……。

 いや、ちょっと!!

出口 あ!これはやばいぞ?

大森 先輩とかにもひるまずに、自分の意見をズバッと言えるんですよ。自分はあまり言えないので、誰に対しても言える琳子がすごくうらやましいなと思います。

黒田 大丈夫、いい意味です。

 いい意味です!!

黒田 私は誰というよりも〇〇な人って感じなんですけど、基本的に今の女子部は社交的な人が多くて、みんな誰とでも仲良くできるんですよね。私はそういうタイプではなくて、自分から話しかけるのが苦手なので、コミュニケーション能力とかがある人はいいなと思います。会話を盛り上げられるような人はうらやましいですね。

出口 私は琳子と一緒ですね。身長が高くて手足が長い人。

――柔道において、高身長で手足が長い方が有利なのでしょうか

 多分ないものねだりなんですよね。

出口 戦う相手によって変えたいです。「ニュイーンッ」て。

姥・大森 それいい!めっちゃいい!!

出口 身長低い方が有利な時もあるんですよね。本当に相手によって変えたいし、絶対この体型がいいっていうのはないかもしれないです。

 どんな体型にもいい所とそうじゃない所があるんですよね。

黒田 柔道は相性です。

大森 急に、急にまとめた。

一同 (笑)。

――部の中で「変わっているな」「キャラ濃いな」と感じる方はいますか

黒田 あ、琳子は結構濃いです。

 え!ちょっと待って(笑)。

黒田 さっきも言ってたんですけど、誰にでも何でもズバズバ言えるタイプなので、多分脳を介さずに思ったことが出ちゃうんですよ。

一同 (笑)。

 そうなんです、出ちゃうんですよ!一歩間違えたら失礼な奴ですよね(笑)。今は先輩方が優しいから許されてるんですけど、たぶん社会に出たら相当ヤバい人になりそうで。4年間で普通になれるようにします!

大森 私も琳子かも。面白いし、何か言われてもウザさとかは全くなくて、ただ面白くて可愛い後輩だなと思っています。

 やった!!

「チームで日本一を叶えたい(出口)」

――最後に来季への意気込みを教えてください。黒田主将は、早慶戦に臨む同期へメッセージをお願いします!

 来年は柔道スタイルを変えるというか、攻めの柔道スタイルを維持しつつ、投げ切るという点でレベルアップできるようにしたいです。具体的な目標は全日本ジュニアで優勝して世界ジュニアに出るのと、団体戦で一本勝ちをしてチームに貢献できるように頑張ります。

大森 来年は試合前にしっかり準備をして、全部勝てるようにしたいです。具体的には全日本学生で優勝するのが目標で、団体戦では自分がしっかり一勝して、チームに貢献できるように頑張りたいと思っています。

出口 団体戦では、去年叶えられなかった日本一という目標を今年も立てて、チームで叶えたいという思いがあります。個人戦では、講道館杯につなげられるように全学(全日本学生体重別)に出場して、しっかり勝って講道館杯に出られるように頑張りたいです。あとは細かいミスを減らして、納得のいく一年にしたいなと思っています。

黒田 さきちゃん(山口さき、スポ4=埼玉栄)は怪我からの復帰戦でもあり、最後の試合にもなると思います。私もしっかり応援したいですし、まずはケガをしないことを一番に、自分の柔道を出して頑張ってほしいなと思います。

――ありがとうございました!


和気あいあいとした4選手

(取材・編集  湊紗希)

◆黒田亜紀(くろだ・あき)(※写真後列左)

2002(平14)年1月17日生まれ。172センチ。山梨・富士学苑高出身。スポーツ科学部4年。対談においても、選手から絶大な信頼度を寄せられていた黒田選手。早慶戦への出場はないものの、同期の山口選手へ「自分の柔道を出して頑張ってほしい」とエールを送ってくれました!

◆出口華(でぐち・はな)(※写真前列左)

2003(平15)年3月4日生まれ。148センチ。兵庫・凪川高出身。スポーツ科学部3年。来季から最上級生となる出口選手。対談では「亜紀先輩みたいになりたい」と、目指す先輩像として何度か黒田選手の名前を挙げてくれました。新たに出口選手が率いる女子部が、どのようなチームになるのか楽しみです!

◆大森恵花(おおもり・けいか)(※写真後列右)

2003(平15)年12月6日生まれ。174センチ。東京・渋谷教育学園渋谷高出身。スポーツ科学部2年。今季を「悔しい一年」と振り返ってくれた大森選手。しかし、合宿や講道館杯などを通して多くの良い刺激を受けた年にもなったそうです。今年の悔しさを糧とした、大森選手の今後の躍動に期待しましょう!

◆姥琳子(うば・りんこ)(※写真前列右)

2004(平16)年8月10日生まれ。159センチ。福岡・修猷館高出身。スポーツ科学部1年。持ち前の明るさで、対談中も場を盛り上げてくれた姥選手。同期の1年生について尋ねると「個々の力が強い+マイペース」なのだとか。予定が合わず実現していないものの、同期そろってご飯を食べに行きたいとのことです!