日本高校野球連盟は高校野球特別規則を見直し、今年から投球動作の途中で上げた足を上下するなどの「2段モーション」に関する規則を削除した。9日、尾崎泰輔・審判規則委員長が「(プロや大学など)ほかの野球と合わせる」などと説明した。 プロ野球では…

 日本高校野球連盟は高校野球特別規則を見直し、今年から投球動作の途中で上げた足を上下するなどの「2段モーション」に関する規則を削除した。9日、尾崎泰輔・審判規則委員長が「(プロや大学など)ほかの野球と合わせる」などと説明した。

 プロ野球では、国際基準に合わせるとして2018年から2段モーションが反則投球にならなくなった。一方、公式戦の数が少ない高校野球では、変則的な投球フォームは、少ない対戦機会で相手を惑わすとみなす面があった。

 ただ、スマートフォンなどの普及でプロ選手のフォームをまねする投手が増えたことや、変則フォームによる打撃パフォーマンスへの影響はないという研究結果も参考となり、今回の規則変更にいたった。