今年の冬の小倉(フユコク)も後半戦がスタート。小倉と言えば、1200m戦。施工数は最多で、小倉のメインコースと言っても過言ではなく、ここを得意とする産駒も少なくない。 ここでは“小倉千二”で単勝回収値「100」。つまり、ベタ買いでもプラス収…

今年の冬の小倉(フユコク)も後半戦がスタート。小倉と言えば、1200m戦。施工数は最多で、小倉のメインコースと言っても過言ではなく、ここを得意とする産駒も少なくない。

ここでは“小倉千二”で単勝回収値「100」。つまり、ベタ買いでもプラス収支となった種牡馬を紹介する。

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■メジャーな種牡馬に妙味

2021~23年を対象に、小倉1200m戦において30頭以上の出走があり、複数勝利を挙げて単勝回収値「100」を超えた種牡馬は以下の通り。

エイシンヒカリ【5.3.3.27】 └単13.2/連21.1/複28.9/値270

サトノアラジン【4.5.5.27】 └単9.8/連22.0/複34.1/値230

アメリカンペイトリオット【3.7.6.19】 └単8.6/連28.6/複45.7/値156

トーセンラー【4.3.4.19】 └単13.3/連23.3/複36.7/値151

ダイワメジャー【20.13.11.122】 └単12.0/連19.9/複26.5/値143

ディープブリランテ【3.0.2.29】 └単8.8/連8.8/複14./値135

ロードカナロア【32.24.14.211】 └単11.4/連19.9/複24.9/値133

マクフィ【4.2.3.40】 └単8.2/連12.2/複18.4/値103

2桁勝利を挙げているダイワメジャーとロードカナロアはメジャーな種牡馬で出走数が多いながらも、単勝回収値100以上を記録。レースではこれらの産駒を目にする機会が多いので、上記の種牡馬の中で、もっとも狙いやすい。

ダイワメジャー産駒の狙いは「馬体重」。牡・セン馬なら460キロ以上、牝馬なら440キロ以上が好走のラインで、合わせて【19.13.10.86】勝率14.8%、単勝回収値161にアップする。また狙うなら、夏の小倉よりも冬の小倉がおすすめ。1~3月は【13.6.7.72】単勝回収値178で、7~9月の単勝回収値92に対して倍近い数字を記録するからだ。

ロードカナロア産駒で妙味を求めるなら「非ノーザン・社台系生産馬」。ノーザンF、社台F、白老Fの成績は【11.6.4.67】勝率12.5%、単勝回収値65。それ以外の生産馬は【21.18.10.144】勝率10.9%、単勝回収値165をマークする。臆することなく、非ノーザン・社台系生産馬を狙っていい。

メジャーどころ以外で注目はエイシンヒカリとアメリカンペイトリオット。エイシンヒカリは平坦短距離向きの産駒が多く、小倉はドンピシャ。中団からの差し馬に限定する【5.1.1.17】単勝回収値428と優秀。短距離戦において、前に行けなくとも結果を出しているあたりが強調材料だ。

アメリカンペイトリオットの産駒は2着が多いが、単勝回収値もしっかり100超え。さらに複勝率45.7%、複勝回収値191と高水準。同産駒はエイシンヒカリ産駒とは反対に前に行ってこその馬が多く、先行馬は【3.5.4.6】勝率16.7%、複勝率66.7%と驚異的な数字だ。

残る小倉開催の1200m戦では、ダイワメジャー産駒を中心にオイシイ配当を狙ってみたい。

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(Asuka.F/SPREAD編集部)