馬主・林田祥来&調教師・上村洋行のタッグが、史上初となる同一馬主&調教師・同日JRA重賞制覇の偉業を狙う。  林田オーナーと上村師のタッグは、京都記念(4歳上・GII・芝2200m)にベラジオオペラ(牡4)、共同通信杯(3歳・GIII・…

 馬主・林田祥来&調教師・上村洋行のタッグが、史上初となる同一馬主&調教師・同日JRA重賞制覇の偉業を狙う。

 林田オーナーと上村師のタッグは、京都記念(4歳上・GII・芝2200m)にベラジオオペラ(牡4)、共同通信杯(3歳・GIII・芝1800m)にベラジオボンド(牡3)を送り込む。前者は昨年のスプリングSで重賞初制覇。続く皐月賞では10着に大敗したが、日本ダービーでタイム差なしの4着に健闘。休み明けだった前走のチャレンジCを制し、ここで3つ目のタイトルを狙う。

 一方のベラジオボンドは昨年の千葉サラブレッドセールで最高価格となる1億円(税抜)で取引された血統馬。12月の新馬(阪神芝1800m)は3馬身差の圧勝だった。いきなりの重賞チャレンジとなるが、素質では決して引けを取らない。オーナーは東京に行くべきか、京都に行くべきか、嬉しい悩みだろう。

 同一馬主の同日JRA重賞制覇は、直近では昨年3月12日の社台レースホース(金鯱賞・プログノーシス、フィリーズレビュー・シングザットソング)など21回あるが、同一調教師となれば史上初だ。偉業達成でともに春の大舞台へと弾みをつけるか、要注目となる。