2月2日(現地時間1日、日付は以下同)。ヒューストン・ロケッツとメンフィス・グリズリーズの2チーム間でトレードが成立した。両…
2月2日(現地時間1日、日付は以下同)。ヒューストン・ロケッツとメンフィス・グリズリーズの2チーム間でトレードが成立した。両チームのトレード詳細は下記のとおり。
■ロケッツ、グリズリーズのトレード詳細
<ロケッツ獲得>
スティーブン・アダムズ(センター)
<グリズリーズ獲得>
ビクター・オラディポ(ガード)
2024年のドラフト2巡目指名権2本
2025年のドラフト2巡目指名権
グリズリーズが獲得したオラディポは、今シーズン終了後に契約満了を迎える31歳のベテランガード。ただ、マイアミ・ヒートの一員として臨んだ「NBAプレーオフ2023」のファーストラウンドで左ヒザの膝蓋腱を断裂したため、今シーズンは出場できておらず、復帰時期も未定ながら、来シーズンのサラリー削減に成功。
一方のアダムズは右ヒザ後十字靭帯の手術を受けて今シーズン全休となっているため、ロケッツで稼働できるのは来シーズン以降となる。211センチ120キロの男は、NBAキャリア10年を誇る30歳のベテランビッグマン。
グリズリーズでプレーした過去2シーズン、アダムズは118試合の出場で平均26.5分7.5得点10.6リバウンド3.0アシストにフィールドゴール成功率56.7パーセントを残しており、来シーズンまで契約が残っている。
ロケッツは4シーズンぶりのプレーオフ出場を目指しており、3日終了時点でウェスタン・カンファレンス11位の23勝25敗。イメ・ユドーカHC(ヘッドコーチ)はアダムズのフィジカル面、リバウンド力、リーダーシップを評価しており、チームの主軸アルペレン・シェングンのバックアップに据えるプランだと『ESPN』が報じている。
現在ロケッツには過去2シーズン、グリズリーズでアダムズとチームメートとしてプレーしたディロン・ブルックスがおり、トレード報道後に「彼はすごく楽しみにしていた。ヒューストンは素晴らしい場所できっと気に入ると言っておいたよ。イメについても聞かれたから、彼はプレーヤーズコーチで選手たちのためにやってくれる人物だと話したんだ」と発言していたと『SportsRadio 610』が3日に報じていた。
アダムズには66試合のプレーオフ出場経験もあるだけに、ベンチやロッカールームでも存在感を発揮することだろう。