今週の日曜日は、東京競馬場で東京新聞杯(GIII)が行われます。  先週からスタートした東京開催。開幕週の芝の結果を見ると、4角5番手以内の馬が7勝2着8回3着7回と好成績を残していました。単勝回収率328%、複勝回収率133%とこちら…

 今週の日曜日は、東京競馬場で東京新聞杯(GIII)が行われます。

 先週からスタートした東京開催。開幕週の芝の結果を見ると、4角5番手以内の馬が7勝2着8回3着7回と好成績を残していました。単勝回収率328%、複勝回収率133%とこちらも優秀な数値となっています。

 絶好の馬場コンディションでなかなか前が止まらない開幕週らしい傾向と言えそうです。今週末も現時点では雨の心配はなさそうですし、先週同様に逃げや先行を得意とする馬の活躍に期待できそうです。

 また、東京新聞杯に限れば近年は速い時計での決着が目立ちます。近5年で最も勝ち時計が遅かったのは20年で1分33秒0。その他の年は1分31秒台後半から1分32秒台前半での決着となっています。

 今年も高速決着となる可能性は十分にありそうですし、それに対応できるかどうかも馬を見極める上では重要なポイントと言えるかもしれません。

 はたしてAIはどういった結論に至ったのか。早速ですが、AIに弾き出された注目馬をご紹介します。

◆適性十分の舞台での変わり身に期待

 今週の東京新聞杯でAIが本命に抜擢したのは、穴人気が予想されるウインカーネリアンでした。

 週初の本命候補3頭には挙がっていなかった本馬ですが、その予想が一転しウインカーネリアンに高評価が与えられました。

 近走は勝ち鞍を挙げられていませんが、前走のBCマイル(G1)での11着は展開や馬場が合わず。2走前の毎日王冠(GII)5着や3走前の安田記念(GI)8着はハイレベルなメンバーを相手にした結果。4走前のゴドルフィンマイル(G2)6着はダートが合わなかったと考えられ、敗因は明確と言えます。

 昨年の東京新聞杯では逃げ切り勝ちを収めており適性は十分。その時の勝ち時計は1分31秒8と速い時計の決着にも対応する事が可能です。先行脚質で開幕2週目の馬場も大きなアドバンテージとなりそうです。

 今回、人気が予想されるジャスティンカフェには昨年の東京新聞杯や毎日王冠で先着しており、人気ほどの能力差は感じられません。それに加え、条件も申し分ないとなれば十分に狙う価値はあるのではないでしょうか。