異次元の数字を残す大谷のような選手は、今後の歴史の中で現れるだろうか(C)Getty Images 投打の二刀流で偉業を成し遂げ続けている大谷翔平。昨年は打者として打率.304、44本塁打、95打点、OPS1.066、投手としても1…

異次元の数字を残す大谷のような選手は、今後の歴史の中で現れるだろうか(C)Getty Images

 投打の二刀流で偉業を成し遂げ続けている大谷翔平。昨年は打者として打率.304、44本塁打、95打点、OPS1.066、投手としても10勝5敗、防御率3.14、167奪三振をマークした。2年連続の「2桁勝利、2桁本塁打」を記録したのは大谷が史上初だ。

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 二刀流スター「MLBで最も打撃が上手い投手」であることに異論はないが、過去には大谷ほどではないものの、打撃で驚異的な成績を残した投手がいた。米スポーツサイト『Yardbarker』は「MLB歴代の打撃に優れた投手」と題して記事を配信。22年から両リーグでDH制が導入され、投手が打席に立つことがほとんどなくなった現在のMLBだが、過去に印象的な打撃成績を残した投手たちをピックアップしている。

 記事内ではMLBのレジェンドが並んだ。その1人に1956年~69年に活躍し、通算209勝を挙げたドン・ドライスデール氏が名を連ねた。同氏はメジャー通算29本塁打を放っているが、同メディアは1シーズンの打撃成績に注目。58年に7本塁打、長打率.591、OPS.852を記録し、65年には計130打席で打率.300、7本塁打、OPS.839をマークしたことを紹介し、「投手の中で考えると彼の打撃は伝説だ」と綴った。

 また、1927年~41年まで投手として活躍し、通算193勝を挙げたウェス・フェレル氏も選出。同氏は通算38本塁打を記録。これは大谷を除くと、投手として歴代最多の本塁打数だ。また、OPS.950以上を記録した年が1度、OPS.800以上を記録したシーズンが2度あるなど、打者としても印象的な記録を残している。

 リストでは、昨年まで通算225勝、2979奪三振の記録を誇り、昨年までロイヤルズに在籍したザック・グレインキーも選出された。同メディアはグレインキーが13年に2013年に打率.328、19年にはOPS.888、3本塁打をマークした点に注目し、「彼はメジャーリーグで最も風変わりな選手の1人としての評判が高く、リーグ最高の打撃を誇る投手の一人だ。グレインキーは自分の打撃を楽しんでいる」と高評価した。

 記事には他にも多くの投手が名を連ねたが、打撃でも好成績を残した彼らが二刀流に挑戦していたら、どんな成績を残していたのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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