来る18日には年明け最初のGI・フェブラリーSが行われる。冬場の開催はダート戦が多く組まれており、広い東京コースを求めて出走する馬も少なくない。 ここでは東京開催のダートレースにて、単勝回収値「100」。つまり、ベタ買いでもプラス収支となっ…

来る18日には年明け最初のGI・フェブラリーSが行われる。冬場の開催はダート戦が多く組まれており、広い東京コースを求めて出走する馬も少なくない。

ここでは東京開催のダートレースにて、単勝回収値「100」。つまり、ベタ買いでもプラス収支となった種牡馬たちを紹介する。

◆「東京芝で激走あり」 単回収値100超え“ベタ買い”推奨の種牡馬たち

■キングマンボ系×距離で妙味

2021~23年を対象に、1勝クラス以上のダートレースにおいて30頭以上の出走があり、単勝回収値「100」を超えた種牡馬は以下の通り。

パイロ【5.7.12.90】 └単4.4/連10.5/複21.1/値518

キングカメハメハ【20.17.12.101】 └単13.3/連24.7/複32.7/値298

エイシンフラッシュ【3.1.3.43】 └単6.0/連8.0/複14.0/値234

クロフネ【4.4.4.48】 └単6.7/連13.3/複20.0/値230

カレンブラックヒル【3.2.2.29】 └単8.3/連13.9/複19.4/値197

モーリス【2.1.1.28】 └単6.3/連9.4/複12.5/値197

ダノンレジェンド【4.1.6.21】 └単12.5/連15.6/複34.4/値180

ドゥラメンテ【10.7.5.47】 └単14.5/連24.6/複31.9/値174

マクフィ【8.1.2.30】 └単19.5/連22.0/複26.8/値169

ディスクリートキャット【6.5.8.50】 └単8.7/連15.9/複27.5/値145

ロードカナロア【13.8.9.107】 └単9.5/連15.3/複21.9/値101

回収値で見るならパイロが断然の数字。勝率で見ると狙い時が難しいが、1300mまたは1600m戦に限定すると【4.7.4.42】勝率7.0%にアップ。さらに、気性的に難しい面があり、産駒によっては揉まれ弱い特徴もあるためか、ゲートで後入れとなる偶数馬番に入った際は【5.4.7.45】勝率8.2%となる。この2つの条件に該当する場合は【4.4.3.20】勝率12.9%、複勝率35.5%、回収値は単勝1887、複勝429と、驚異的な数字。1300mまたは1600m戦でパイロ産駒を発見した際には、ぜひ、馬番もチェックしてほしい。

堅実なのはキングカメハメハ。150頭もの出走がありながら、高い勝率と回収値をマークし、複勝回収値も129。この回収値を底上げしているのは2100m戦の成績【12.8.5.32】勝率21.1%、単勝回収値697。実は他の距離においては、回収値は100を切っている。同距離において上がり6位以下は【0.0.0.23】なので、末脚が使えてスタミナのあるキンカメ産駒が狙いとなる。

キングマンボ系の種牡馬ではドゥラメンテとロードカナロアも2桁勝利数をマークしており、優秀。ドゥラメンテ産駒は今年デビューの2歳世代がラストクロップなので、狙える期間はあと数年しかないが、特に1400m戦が狙い。1400m戦では【7.4.1.16】勝率25.0%、単勝回収値377。出走があればベタ買い推奨だ。

ロードカナロア産駒は牡馬・セン馬が【10.2.6.69】勝率11.5%、単勝回収値146を記録しており、牝馬の【3.6.3.38】勝率6.0%、単勝回収値27と比較すれば差は歴然。さらに490キロ以上だと【8.1.6.41】となり、ダート馬らしく馬格のあるロードカナロアの牡馬・セン馬は信頼度が増す。

全体的に見ると、サンデーサイレンス系やストームキャット系は妙味が薄く、キングマンボ系に妙味を感じる。このなかでも、特に距離適性を押さえておけば高配当が期待できそうだ。

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(Asuka.F/SPREAD編集部)